「大地の再生」+囲炉裏と薪火講座@丸亀「愛菜ファームSin」4回目


丸亀の自然農場「「愛菜ファームSin」で行われている「大地の再生」講座・4回目。今回はいよいよ涼しくなってきたことでもあり、三又囲炉裏やカマドで薪火を実践し、羽釜でご飯を炊いて、スパイスカレーを作って食べることに。

最初の目的であったハッサクの木は予想以上に樹勢を回復し、青い実をつけ始めている。あんなに枝枯れしてボロボロだったのに、さすがにちょっとビックリ。

烏骨鶏がめちゃ増えてしかもデカくなって来ている。しかし獰猛さは感じないな・・・。のびのび健やかに育てると烏骨鶏もかわいい♬

前回積み直した石垣。ちょっと草に埋もれて来たので・・・

草を払ってよく見えるようにしてみた。良いですね〜。ここは農場への出入り口、建物でいえば「ファサード」だ。ツバキの木も1回目の剪定ですごくよくなったので、両袖の顔が整った。大地の気配や気の流れにおいては、こういうことがとても大事だ。

いつもの納屋でSinご両人の挨拶から。参加者けっこう多いです(スパイスカレーのせいかも?)。

午前中は囲炉裏に関してのちょい座学を。

ホワイトボードで・・・

パソもモニターも使わないのにこの解りやすさ、イラストレーターの特権ですねww。

さて、出たとこ勝負の囲炉裏とカマド作り。まずは場所の選定。動線や風の流れを考慮して、動きやすく燃やして楽しい場所を選ぶ。素材は駐車場のところに石や古瓦があったので、それを皆に運んでもらい炉を組んでいく。

以前Sinで作った竹の三又を設置。

火床を移植ゴテで均していく。この空気の入り口の地面の滑らかさも極めて重要なのだ。

午前中の地面は夜露を吸ってたいがい湿っている。そこでいきなり燃やそうとしてもく温度が上がらず燻(くすぶ)るばかり。薄い板切れなどで火床を覆っておくと良い。

羽釜を使うときは石の炉を2〜3段積んで壁を高くしたい。が、こうして野石をささっと積むのは難しいだろうけど(レンガだと簡単)。

実は吊り鍋を忘れてしまった💦ので、鍋をもう一つのカマドは三又を使わず直接鍋を載せれるカマドを作る。参加者さんに古瓦で組んでもらった。

カマドの設置ができたので調理場へ。スパイスカレーはいつものようにタマネギ・トマト・スパイスのベースを作っておき、それを半分に分けてチキンと豆(野菜)の2種を作る。

豆はアリザンの有機レンズ豆(皮なし)。前夜から水に漬けなくてもすぐに煮えるので便利。

スパイスはホール、パウダーいろいろ。パキスタンの塩ちゃんからお土産に貰ったやつ(足りなくて購入したものもアリ)。本場直送なので香り抜群‼️

参加者に手伝ってもらいながら仕込み開始。いちばん大変なのはタマネギの大量炒めである。弱火でやっていると時間がかかるので、コツは焦げそうになったら水をかけて炒め続けること。これできつね色のタマネギペーストが短時間でできる。とはいえ薪をくべながら火力を維持するのは初心者には難しい。

羽釜がちょっと小さかったのでコメは2回に分けて炊いた。白米にターメリックと少量の塩とオリーブオイルを加えてターメリックライスにする♬

強火で15分、吹いてきた蒸気の香りに嗅ぐと、水蒸気だけの香りかから乾いた焦げ臭がかすかに香り始めるときが来る。それが火を引くタイミング。熾火に変え20分の蒸らし。これが基本だ。 僕はいつもダイバーズウオッチの回転ベゼル(文字盤の外側にあるリング)を使って15分と20分を確認している。

ペースト状になったタマネギとトマトとスパイスたち。これを水でのばして前日からヨーグルトでマリネしておいた鶏肉を入れ、塩味を調整して煮込んだらチキンは完成。

野菜(ニンジン、ジャガイモ、ズッキーニ)の方はあらかじめ豆と煮ておいて、タマネギペーストを入れたのちタマリンドとナッツ(すりおろし)を追加して酸味とコクを加える。

2釜目のターメリックライスが炊けた♬ みんながどよめく釜蓋開けの瞬間である。

各自で盛り付ける。いろいろ薬味などを添えて。

オーバル型の容器の中央にターメリックライスを盛り、左右にそれぞれのカレーを合いがけする。トッピングにレーズンとパセリのみじん切り、これでキマリ‼️ SNS映えもばっちりなのだww。

はい、みなさんのご満悦のショットです♬

薪火講習なので合間には薪割りのワークも。

クサビで薪割りは初体験・・・の参加者も多数。

午後からは「大地の再生」の実践を。今日が初めて参加される方もいらっしゃるので、まずはノコガマで「風の草刈り」を。

次いでハッサクの根周りに点穴を掘る。炭はもちろん入れる。立木に残った枯れ枝を剪定しそれを短く折って点穴に入れ込んでいく。表層5cmの小さな穴だと無造作にやりがちだが、放射状に、組み込むように、ランダムに、丁寧に丁寧に・・・。

最後の残り時間、30分で三又囲炉裏の自在掛けを作る。

木工作家のTさんも手伝ってくれてどんどん進む。今回も大量のお持ち帰り「竹の三又+自在掛け」ができたww。

作品を前に、まとめの感想会。写真撮り忘れたけど、三又囲炉裏の石組みの隣に即席で炉を一個継ぎ足して、鍋を2個同時進行で使うのもやった。あるもので出来る・・・キャンプブームの道具使いには見られぬような、そんな自由さが新鮮でよかった・・・というような感想がでた。

けっこう充実したワークショップでしたね♬

お疲れ様でした。次回のSinは来年春頃に❣️


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