8月の小豆島PB紀行(2日目)


前夜は壮絶な満月の光景だったが、朝焼けの空の美しさもまた格別だった。このビーチは真東に開いているので朝日が真正面から観れるのだ。

3000メートル級の山岳でご来光を拝んでいるような美しさがある。高松からわずか船で1時間で、こんな場所がある・・・この感動を皆に味合わせたい。ここで合宿しながら里山再生を学ぶ場ができたらどんなにすばらしいだろうか。

昨日の波で海岸に様々な海藻が打ち寄せられていた。中央の緑はアオサノリ、ピンクのものはテングサ、いずれも食用になる。

涼しいうちに草刈りを開始した。

横山さんらも定期的に草刈りに入られているのだが、チップ ソーでざっと刈るやり方だと、どうしても構造物や樹木の根元あたりの刈りがおろそかになる。「大地の再生」的には実はその部分がもっとも風通しが必要なところなのだ。また剪定枝が枝払いをされないまま木の根元に積まれており、そこにツルなどがからんで密藪になっている。丹念に片付けて薪に仕立て、灌木の下部の剪定をしてスッキリ。

しかし、一人や二人ではとうてい終わるような広さではない。とりあえず実質どうしても必要なところから刈っていく。

上は通称「ドラゴンハウス」と呼ばれるスウェーデン・ログ。下は小型の板ログのゲストハウス。

炊事棟もかなり大きい。

倉庫的に使われている建物。

東屋。

これは砂浜に一番近い小さなログ。サウナ棟だそうだが配管などが合わなくて一度も使っていないそう。

水源の修理に行った。

ビーチに流れ込む沢は途中からコンクリート3面張りになっている。堰があって壁に管が取り付けてあるがゴミで詰まっているようだった。

置いてあったバケツで泥をかき出して、黒パイプをつなぎ直した。山暮らし時代に水源で苦労したことを懐かしく思い出した。

流れる水の感触を確かめながら、黒パイプをたどっていくと中継タンクにつながっていた。かなり大きなものである。結局、バルブをいろいろ動かしてみたのだが、炊事場まで水はつながらなかった(後で聞いたら、この下流にもうひとつのバルブがあるらしい)。

太陽がじりじりと照りだして、全身に汗が噴き出している。たまらず泳ぐことにした。

10:00に撤収。ゲートに戻って鍵をかけ、風ノ子島を眺めながら大角鼻を回ってみた。

内海にあるセブンイレブンが我ら「オアシス」になってしまった(笑)。ここで氷やら飲み物やらを補給し、一息つくのであった。

池田にある「珈琲とおやつ タコのまくら」へ。前回は閉店まぎわで振られてしまったのだ。

外観からして内部がとても興味あった。

抹茶あずきのかき氷を♬

もう1軒。土庄で塩ちゃんが激賞していた石窯ピザの店「kamos」に行ってみる。ここも何度も振られている店だが電話で予約が取れた。

本格的な薪窯だ♬

すばらしい! 激ウマである。マルゲリータとしらすのピザ。

帰りのフェリーの待ち時間に小豆島八十八ヶ所 霊場をいくつか回ってみる。54番「宝生院」御本尊は地蔵菩薩、境内に応神天皇御手植と言われるシンパク(イブキ、ビャクシン)の巨樹がある。

幹の一部が龍や象に見えたりする部分があって面白い。推定樹齢2,000 年だそうだ。

プライベートビーチ、とにかく何度か通って全体像を掴んでおきたい。ヒッピームーブメントがあり第一次キャンプブームがあった70年代。その時代と今はちがう。当時は海岸にこんなにもプラゴミやペットボトルが流れ着くなんてことはなかったろう。そして焚き火をする人がいない今は、砂浜で流木薪が取り放題だ。

小豆島のフェリー航路は志度の沿岸をかすめるように進み、五剣山と屋島を巡るように進んで行くのだった。そうして高松のビル群が近づいてくる。


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