ドングリランド「大地の再生実践コース」第3回目


に続いて第2回目のドングリランド「大地の再生実践コース」。前回の風の草刈りの効果が如実に現れて、裸地化していた地面や法面に草が生え、地面が露出している場所はほぼ無くなってきている。

もう一つは風が通ったことによって植物の伸びが穏やかになっていること。前回からひと月ほど放置しているのに、沢の上をブッシュが覆っていない。ビジターセンター前の斜面もそう。密ヤブになっていないのだ。

3回目にして皆も「大地の再生」その効力に気づき始めたようだ。僕の簡単な指示のもと率先して点穴や水脈を入れてくれるようになった。また自ら気水脈の詰まった場所を発見し「ここも水切りやっておきましょうか」と僕に伝えてくれる参加者さんも❣️

昼は皆のリクエストで、僕がつくるスパイスカレー。炊事班数名にお手伝いをお願いしながら。まずはたっぷりの油にホールスパイスを泳がせていく。そこにみじん切りの玉ねぎをどっさり。強火で炒めて焦げそうになったら水。

トマト缶とパウダースパイスを入れて塩味をつける。ペーストが出来上がったら半分をベジカレー用に煮ていた方へ。

ご飯はターメリックライスで。

実は、野外調理のご飯は、毎回参加者さんたちが自分1合分を洗米して持ってきてくれるのでした。

完成して皆で配膳。子供達にはスパイスカレーはちとキツ過ぎたようだ。「辛いよ〜」(すまぬ、カイエンペパーひかえればよかった。。。)「なにこれ木の破片が入っているよ〜」(シナモンです💦)。

皆が様々な薬味野菜を持ち寄ってくれた。さすが手作り主婦多し❣️

午後は再び草刈り。とくにビジターセンター前の斜面上部のササ原に穴を開けた。これで、上部の道と風がつながった。この風はさらに上側の森の空気を動かしていく。

トンボ池の沢に向かう。水が澄んで鮮やかな緑の水生植物たちが増えてきた。

葉のかたちが特徴的なオモダカ。田んぼの雑草の一つだが、除草剤の使用であまり見れなくなった。

上流の沢の掃除に入る。

前回のグライ化した泥だまりはまだ残っていた。ふたたびバイパスを通して水の道をみちびく。

沢から車道まではヤブこぎしながら上がっていくのだが、一人1本枯れ枝を拾い上げてくれるよう頼んだ。人数がいればあっという間に枯れ枝の薪が集まる。落ち葉もかなり堆積しているので、集めてカブトムシのすみかを広場に作ってやりたい。

上流の堰堤は前回の雨で砂がかなり流れてきている。皆が率先して水脈溝を掘り始める。この上流は荒廃した人工林が入り込んでいる。そこの手入れもしなければならない。

ビジターセンターに戻って道具の後片付け。ドングリランドのすごいところは終了後に必ず道具のメンテナンスをするところ。作業中にカマやナタの研ぎ方も教えてほしい・・・というので、次回ちょっとやってみることに(砥石も倉庫にあるそうだ)。

丸太イスに根をいためつけられていたクリの木は、回復のきざしを見せていた。枯れ枝を取り去り、長く伸びた横枝を剪定してさらにスッキリ。このシンボルツリーとその周囲の変遷は、この講座のひとつの指標になっていくだろう。


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