ドングリランド「大地の再生実践コース」第4回目


ドングリランド「大地の再生」ワークショップ4回目。ビジターセンター前の斜面が、ヤブ化から逃れてこんな感じに。

前回から2週間経っているが、風の草刈りが効いて伸び幅は小さい。刈り残されたヤブカンゾウが多数開花。地際刈りを繰り返した頃には、おそらくこのような群落は見れなかったのでは?

沢を挟んで、奥の広場には草がほぼ完全に戻った。

皆もその効果に驚き、くるぶしくらいの高さに草刈り。こうして管理すれば芝など張らなくても緑の気持ちの良い草地が維持できる。

根元に置かれていた丸太椅子を幹から離し、小さな点穴をいくつも入れておいたシンボルツリーのクリの木は枝を上げ始めた。枯れ枝を取り去り、風通しを阻む乱れた枝を剪定した。

もはや、僕が細かい指示を出さずとも、参加者たちはどんどん作業を進めてくれる。

上の段に上がっていく歩道は一直線の坂になっている。ここには今回「抵抗柵」をつけることにした。

枝で杭を作り、横木を打ち付けて水切りを置く。横木と杭の緊結は番線でなくシュロ縄にした。このほうが子供の多い広場では安心である。枝丸太から木杭を作る作業もナタの使い方の良い練習になる。

上の段の広場にも水脈を作る。

いったん指示を出しておき、僕はカレー作りへ。

今回は市販のインスタントカレールーで。

広場でなくビジター センター横にあるカマドを使ってお米を炊いた。

前回のスパイスカレーは辛くて子供たちに不評だったので💦今回は甘口で。

炊事場の周囲にも裸地化した傾斜面があり、参加者が自主的に抵抗柵を作る。

食後は今日の作業のチェック。敷地における水の入りと出とくにう出口が重要だということを、皆が理解し始める。

上段の広場にも水脈が切られた。次回の結果が楽しみである。

午後から雨なので刃物の研ぎの研修をする。まずはホワイトボードで刃物の構造と研ぎの原理をイラストを描きながら解説。僕の砥石などを見せながら実践へ。ドングリランドは道具類はたくさんありきちんと管理されている。砥石も多数あるのだった。

里山仕事には様々な刃物を使う。意外にも女性参加者たちが刃物研ぎに熱心で、のこぎりガマを目立てヤスリで研いだり、剪定バサミのネジを外して研ぎあげたりとなかなかの活躍でした❗️

広場周辺がよくなってくると、炊事場の下のテント周りが気になり出した。地面が露出したままで、どうにも暗くよどんだ雰囲気が否めない。道路を挟んで向こう側の斜面はナラ枯れの木が多く、先月斜面崩壊が起きた。

次回は広場から離れて様々な場所で「大地の再生」を広げていきたい。


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