「つむぎの杜」縄文小屋づくりws/2日目


朝食前に昨日の出来具合を見に行く。建築は位置決めが非常に重要である。位置が決まれば周囲は「庭」という余白になる。アプローチ、見え方、すべてがこの位置決めできまる。今回は前回の大阪で作ったものよりサイズがやや大きめになっている。そのリサイズも非常に難しい。

元末が同径というロータリー加工の丸太(しかもほとんど無節)なので清楚感が出ている。今日は竹の登り梁と横木をすべて完成させ、明日は茅葺だけという準備の流れにしたい。

つむぎの杜に戻るとカマドでお米が炊かれている最中だった。

時計ストーブも早速使われ、ここでできた熾炭が掘りごたつの行火(あんか)に入れられている。

朝食はシンプルに納豆・漬物・海苔、そして味噌汁。地元産の新米を羽釜で薪火で炊いているのだ。これだけでメチャうまである!

先に運び出せるだけカヤの束を、皆で運びことにした。

皆で木割りして作った木杭で登り梁を止めていく。

今日は大阪からリリィさんが来てくれ、Hさんとともに、「大地の再生」的な施業で周囲の水路の上や風みちを開いてくれた。

全部の番線縛りをやり終えて、お茶タイム。

梁と棟木に登り梁を稲わらで止めていく。先端は節の先で切って揃うように元を調整しておく(雨水が溜まらないように)。

今日の昼食はカレー。ベジとノンベジを2つ作るという気の使いよう。

庭の三又ではおでんがかけられぐつぐつ煮えている。

カレーも美味しいがおでんも絶品だった♬ コンニャクがうますぎる!!

横木が追加され、いよいよ縄文小屋の形が見えてきた。

3時の休憩は白玉団子。

ちょっと余裕ができたので滋野さんのお願いもあり「風のトイレ」を隣に作ることに。

杭打ちで竹の柱を番線止めし、割竹でランダムに壁の骨組みを編み込んでいく。

内側を青竹に。

足置きも割り竹で。

入り口の可動部をどうするか? 皆で試行錯誤中。

いよいよ明日はカヤ屋根が葺かれる。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください