イノダ・尾張屋・味噌松風


午前中はチャリで効率よく名店巡りをする。朝食はイノダコーヒ本店。ロールパンの中にエビフライという面白い趣向。サラダが美味い。三条通からちょっと入ったところにあるので、目指す意思をもって行かないとたどり着けない。

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寺町通りの一保堂茶舗。いり番茶のティーバッグを買ってみる。独特の燻し臭がある番茶だが、カフェインが少ないので、京都では赤ちゃんの頃からこの茶に親しんでいるらしい。

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ちょっと早い昼飯は烏丸御池「本家尾張屋/本店」。この界隈は漢方薬の店が集まっている。開店間際の11:00に入店すると「座敷でも奥のテーブルでも」と言われ、座敷を覗くと渋い床の間で茶室のつくりになっている。迷わずそこへ。

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かけそば。温かいのに蕎麦がよく香る。京都の出汁で食べる蕎麦もいいものだ。それにしても、本物の茶室で蕎麦を食べれるとはなんたる贅沢。

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もうひとつは「利休蕎麦」。湯葉・生麩・利休麩(揚げ麩)三ッ葉にへぎ柚子。

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金地院の茶室も見たかったのだが、今回はここで満たされた。いま建築中の和室にも床の間をつくるのだが、この茶室と同じように地板で間を取った奥行きの浅いものを思案中なのだ。

車に戻り、折りたたみ自転車を積み込んで丸太町の松屋常盤(まつやときわ)へ「味噌松風」を取りにいく。京都を代表する焼き菓子、前から食べてみたかった♬

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乳製品がいっさい入らない味噌と砂糖・水飴、小麦粉でできている。焼けた味噌がほんのり香ばしい。これは日本茶に実に合いそうだ。


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