シェアハウス・オーナーの奈良井宿にある骨董店は「旅する古物商-hito.to- \倉庫の日/」という。元は製材所の倉庫を利用している。HPはこちら。それにしてもwebも抜群のセンスだね。
しばらくしてオーナーのたつみさん登場。意外ではなかったがまだ35歳と若い。シェアハウスの感想や庭周りの手入れのことなどを「大地の再生」の説明を交えながら、歓談。たつみ氏の名刺には自身の複雑な「自己紹介ページ(note)」のQRコードがあるが、そこには、
長野県塩尻市の古旅館をシェアハウス【宿場noie坂勘】の運営
旅と買付、販売の【旅する古物商-hito.to】の運営をしながら写真/言葉/旅/流動創る/空き家再生/海外でバイヤーと販売etc..
など、納税しながらフラフラする暮らしを謳歌している30代半ばのカラフルおじさんです。
とある通り単なるあきんどではない、地域おこしを推進する若きイノベーターでもあるだろう。
気になったのはシェアハウスのある贄川は100年ほど前に大火で街のほとんどが焼けた負の歴史があり、いまでも街の人たちは焚き火などにナーバスになっているそうだ。そのせいかいい古民家で改装もすばらしいのに、囲炉裏も火鉢もない。建物と庭のバランス、そして素敵な薪火ライフが挿入できれば、より素晴らしいものになるだろう。
そして骨董屋といえば(とくに信州・木曽路なのだから)、ふつう囲炉裏の自在カギなど薪火に関するグッズが多数あるはずなのだが、ここにはほとんど見当たらない(自在カギや吊り鍋が一つもないというのはかなり珍しい)。が、家田くんが目ざとく見つけて火鉢に刺さっていた五徳をゲット。
さて、矢野さんからの電話だが、至急上野原の事務所に来て仕事を手伝ってほしいとのことだった。いつものことだが今日の今日で急すぎる・・・。が、これまた僕にしかできない重要な仕事なので、締め切りに間に合わせるには行くしかないのだが・・・
外は冷たい雨、滋賀に一度戻っていては間に合わない。これからトラックから荷物を取り出して電車に乗り込みひとり上野原に向かうか(は〜っ)・・・と深いため息を吐(つ)いているといると、
「わたししばらく矢野さんに会ってないので上野原まで行くよ」
と、やっちゃんが申し出てくれる(助かった😭)・・・。
家田くんは単独で滋賀に戻り、やっちゃん運転のトラック車中では今回のワークショップやもろもろの感想語りながらながら、途中コウちゃんん情報オススメの「韮崎旭温泉」に入りにいく。
大きな湯船にやや薄緑の炭酸泉が惜しげもなく掛け流し、しかもがら空きでのんびり、疲れがすっかり取れた。
ベジで厳格な自然食療法中なので僕は外食やコンビニでは食べるもの買うものがなく、途中「木曽くらしの工芸館」でお土産を仕入れ、上野原まで我慢してスーパーで野菜類を買い、上野原の古民家で滞在中の大地の再生スタッフと合流。僕も料理の腕をふるいつつ、豆腐野菜きのこ鍋とほうとうを食べたのだった。