ミツバチ継箱、干ばつとため池


Gomyo倶楽部の定例活動日。タイミング的には上部一段を採蜜すべき時期。が、明日からキャンプイベントで滋賀県に行かねばならないのでおあずけ(垂れ蜜で採るので数日管理が必要)。

あれだけ台座に徘徊していたアリの群れはまったくいなくなった。ときおりキイロスズメバチが来るが、ハチの群れはすこぶる元気だ。裏の掃除蓋を開けてみると垂れ下がってきた巣房が確認できる。

初参加のIさんに草刈りをやってもらい、継箱を手伝ってもらった。

全部で6段。箱を持ち上げるとすごく重かったので蜜はたっぷり。大風で倒れるのが心配だが・・・。

今日はエンジンカッターで要所を刈る。あまりに暑いので3時のパンケーキは止めにした(火を使いたくない)。しかし、香川の低山の夏は過酷だ。この暑い夏の中で干ばつの恐怖に向き合いながら田んぼや畑をしていた古人たちはどんな思いだったろうか。

ひとつ言えることは、ため池が生命線だったということである。それだけに、しっかり水が貯まるように、決壊しないように、慎重に愛おしく、手入れを惜しまなかったはずだ。

結果的に美しいため池が保全され、宝石のような生き物が長い長い年月寄り添うことになった。コンクリートの堰堤がない時代は「ゆる抜き」のドロが海まで流れ、それが栄養塩となって海藻が育ち、ひいては貝類や稚魚を育んだのだ。

そして定期的なゆる抜きと湖底の掃除をすることによって、周囲の山々の地中の空気通しに貢献し、植物を活性化させていた。「大地の再生」的視点でみれば、ため池は巨大な「点穴」なのである。

それが消滅し、池にはブラックバスが泳ぎ、一部あるいは全護岸がコンクリートで固められ、ため池周囲の山はヤブだらけになり・・・。はたまた水面にソーラーパネルや水面をゴルフの打ちっ放しに活用するというような変貌が訪れたのは、たかだかこの数十年のことである。

夜は、やっちゃんらが残していったイワシの蒲焼きをご飯にのせて。

Gomyo倶楽部2021.8.1活動報告


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください