鯛めしとヒラの塩焼き


Gomyo倶楽部の2021御田植祭、到着後さっそく囲炉裏に火を入れて食事の準備。この横長の囲炉裏はほんとうに便利で、時と場合に応じて様々な形態をとることができる。

イノシシ汁の大鍋は、タンドール窯を利用してみることにした。この窯を使うときはまず薪を燃え上がらせてその熾炭でタンドール調理をするのだが、炭ができるまでの炎がもったいないなぁ・・・と常々思っていたのだ。

タンドール窯の内部は円筒形で高さがあり、ロケットストーブのヒートライザーのような働きをするのですこぶる火力が強い。そこでレンガ3個で鍋の脚をつくりここで汁物をちょうりしてしまおうというわけ。

結果は大成功であった。薪はどこから入れるのかというと、レンガとレンガの間から放り込むことができる(ただしレンガの高さより太い薪を入れる時は鍋を持ち上げる必要がある。火力を落としたいときは下の空気孔をレンガでふさいでしまえばいい。

鯛めしは・・あらかじめ研いで浸水しておいたコメ(昆布と日本酒も入れてある)にハモの出汁を加え、塩と醤油を垂らして味を決め、神事のお供えから回収してきたタイの鱗と内臓エラをとり、軽く焼いてからコメの上に。

それを囲炉裏の網台の上に置いて炊いた。これはチョロい火ではダメで羽釜の下部を炎が舐めるように火力を維持しなければならない。炎が漏れないようにまた蓄熱効果を期待して、図のようにレンガを2個置いて火力を加勢した。

配膳時にハモのはんぺんと山椒をあしらって完成。

A君がまたまた天然鰻をもってきてくれたた。急遽竹串を作って蒲焼きにする。タレもわざわざスーパーで買ってきてくれたそうだ。

焼き上がりに串を抜いて包丁で小分けし、皆に天然鰻の炭火焼を配る。僕もおかわりの鯛めしにのせて頂いた。濃厚芳醇な香りと味わいである。

ヒラは鱗を落としただけで串に刺してタンドールで塩焼きした。

ところが途中で串からずり落ちてしまった。なんとか回収して灰と炭を落として食べてみた。これがやはり、なかなかに旨いのである。ただし小骨がすごい。これはどんな調理にも合う肉質だと思う。

たしかにこちらのHPにはありとあらゆるヒラ料理の例が載っており

「ニシン類なので皮の香りが非常によく、身にも強いうま味がある」

とある。そういえば僕はニシンが大好きで、毎年暮れには身欠きニシンを探すのがたいへんなのであったが、これからはこのヒラをニシン代りにするか? ともあれピチットで脱水中のヒラをどう食べるか楽しみである。

ハモのはんぺんが残ったので、散会後に竹串に刺して炭火で炙ってみた。さらに香ばしくなって美味しい。日本酒が欲しい・・・ww

Gomyo倶楽部2021.5.30活動報告


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