パルテノン片付け、おでん仕込み、魚醤で八宝菜


明日から3日間、アトリエにて「大地の再生/大内邸パート3」を行う。今回は草刈りや水脈メンテの他に「石積みと石窯づくり」をやるので、パルテノンの中の設置予定場所を片付ける。パルテノンというのは瀬戸内の海を望むその姿がパルテノン神殿を想起させるので僕が勝手にそう名づけて拙著『囲炉裏暖炉のある家づくり』のプロローグにも書いた。

ここはyuiさんの祖父が社員寮を建てるために基礎工事をしたのだが計画は立ち消えになってしまい、6本の柱とスラブだけが残され現在まで放置されている。ベベタ基礎の上に花崗土が厚く敷かれており、一部に当時の片付けの残骸が置かれたりしているが、広くて雨が避けられるので薪や残材などの保管庫になっている。

しかし中にはチガヤが一面に生えている。ここ2〜3年はそのカヤを刈ることもせず放置していたので、薪や廃材に枯れたチガヤが覆いかぶさって手がつけられない状態になっている。しかしネコたちにはいい隠れ家のようだ。

石窯設置予定場所のチガヤを片付けて土を掘って下部の状態を確かめてみた。土は乾いていて一部は粘土化している。この土も利用したいと思う。

午後から買い物と明日の料理の仕込み。そして掃除。2泊3日のメニューを考えるのはなかなか大変である。やはり便利で手っ取り早いのは、大鍋におでんを作っておくことだ。これで前菜と汁物を兼用することができる。春らしい具がほしい。フキのかんぴょう巻きを作ってみた。

練り物に焼き豆腐に茹でタマゴ、コンニャク、そして鶏の手羽元とタコが入っている。出汁は真昆布に伊吹島のいりこ、そして鰹節。追加で鶏ガラスープ。

おでんには手を出さず自分の夕食は八宝菜。鶏ガラスープは昨夜2羽分とっておいた。出し殻肉を丁寧に外すとタッパー1杯分くらいの肉ができるが、それは久々に餌をねだりに来たバロンがほとんど食べてしまった。

八宝菜にはイカナゴ醤油で魚醤(ユイジャン)を作る。そして鶏ガラスープで伸ばす。豚肉とホタテとイカ、野菜はタマネギ、ニンジン、タケノコ、キクラゲ。それにウズラ卵。ユイジャンの作り方は以前のブログをどうぞ。

ユイジャンを作る

ユイジャンと鶏ガラスープ、そして魚介からも旨味が出るので、化学調味料に頼らなくても十分美味しい八宝菜ができる。うずら卵は必須♬ あと干椎茸もいいんだけど、キクラゲのほうが好きだ。


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