Mさんちの囲炉裏の炭火をおこしてパンを焼く。トーストは炭火だと案外早く、外はカリッ、中はふわっと焼きあがる。たとえば1日経ってしんなりしてしまったフランスパンなどもパリパリの皮に再生することができる。
そして産みたて卵で目玉焼き♬
そして朝からバイタミックス でイチゴアイスのデザート! なんたる贅沢なモーニング。
今日はやっちゃんたちが別件の見立てに来るというのだが、遅れるようなので単独で役場まで出向き、地図を買いに行った。報告書には正確な地形図を添付したい。役場に行けば1/1,000もしくは1/2,500地形図と、住宅地図が入手できる。役場は関西本線の笠置駅近くにあり、途中で木津川の流れを見ることができる。
やっちゃんたちが到着したので測量を手伝ってもらった。
上部の水脈の配管なども確認。
しかしさすがに杭の位置などは複雑で記録しきれない。ドローンを飛ばすのがいちばん手っ取り早いかも。
斜面は安定してすっかり落ち着いているように見える。
車道側から。
直下の薬師川。
午後からやっちゃんたちの見立てに同行する。リンダ邸の講座にも来てくれたKさん宅で場所は童仙房高原にある。奥様が設計し、ハーフビルドで建てたという瀟洒なスギ材の家が住居だった。
中は漆喰壁で薪ストーブが入っている。とても山暮らしとは思えないほどオシャレに仕上がっている。しかし周りの土地は樹木から推察するにかなり疲弊しているように感じられた。
裏山に回るとその詰まりの原因はなんとなく特定された。さらに驚いたのはそのヒノキ林内に巨石がゴロゴロあることだった。どうみても磐座に見えるのだが、「童仙房 磐座」でググってもまったくヒットしない。なんでも古代に「お堂が1000ほども作られ『堂千房』転じて『土千房』と呼ばれ、栄えました」という謂れがあるそうで、何か関係があるのかも?
夕刻、O君宅の古民家に立ち寄り、囲炉裏を見せてもらいながらいろいろとアドバイス。なかなか立派な古民家で茅葺にトタンをかけている。
囲炉裏はかまちは立派なのだが、内寸が狭すぎて、これでは炎の囲炉裏は使えない。自在鉤は降りていないが自作の火棚まで作ってあってO君はかなりやる気とみた。サイズの調整と煙抜きの方法など教え、とにかく僕の『囲炉裏と薪火暮らしの本』を入手するように伝える。
明日はやっちゃんの案内で滋賀の現場をいくつか巡って帰ることになった。宿は京都にとった。木津川市辺りですでに19時を回っていたし、京都はサクラのハイシーズンに入っており宿代が高いのだが、やはり京都まで足を伸ばしてしまった。