旅から戻るとさっそく囲炉裏生活。この写真は旅の前のものなんだがちょっと紹介。
パン屋さんで買ったフランスパンが一夜明けてふにゃふにゃ状態。それをオープンサンドにした後、囲炉裏のワタシの上で炭火焼き。
といっても焦げ目をつける程ではなく、乾かすという感じ。これで皮がパリパリに戻る。
包丁で食べやすい大きさに切ってスギの厚板を皿代わりに使う。無垢の木はパンから出た水蒸気を吸ってくれるのでパンは保温されつつパリパリのままだ。
そういえば開高健のエッセイ『白いページ』の中にベトナムの屋台食の体験談があり、そこでフランスパンが炭火で保温されている記述があったっけ。ベトナムは旧フランス領だから、当時(ベトナム戦記の頃)屋台でフランスパンのサンドが売られていたらしいよ。
ワタシと熾き炭は本当に便利♪ そして、熾き炭の移動(灰の上を転がしていく)には、トングではなく火箸のほうが実にやりやすい。だから日本人ならではの道具と技術と言えるかもしれない。