47番「八坂寺」へは標識に導かれて、細いくねくねした道を辿って行く。歩き遍路と同じコースなのだろう。そんな道は必ず狭くて、普通車で走るとヒヤヒヤものである。
狭い間口のちょっと変わった山門だった。
天井画がまた面白い。
本堂でローソクとお線香の準備をしている頃、くだんの団体遍路が乗り込んでくる。でも大丈夫だ。彼らがみな線香を供え終わり、読経を始めるまでまだだいぶ間がある。
大師堂。浄瑠璃寺がなんともユルくて温かな境内であるのに対し、清楚・・というかクールな感じの境内。
本堂と大師堂との間に閻魔堂がある。左右に「極楽の道」「地獄の道」という小さなトンネルが作られている。壁画も描かれ、地獄のほうは尖った砕石の床になっていて演出が細かい♬
鐘楼の天井にも絵。クールだけど絵が好きな伝統があるのかも。
案の定、個性的なご朱印であった。
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実は松山から最初の46番に行く道で大きな石仏のバックパッカー大師に出会った。帰りにぜひ写真に納めたいと思っていた。
文殊院といい、四国遍路開祖といわれる衛門三郎の邸宅があったと伝えられ、別格霊場になっている。
この石像群は衛門三郎生誕1200年を記念して造られたものらしい。
衛門三郎と弘法大師とのエピソードについてはこちら。