塩の味、エビの味


イノシシのスペアリブ用に塩レモンを仕込む。レモンは近所の直売所の地元産。塩は昨年のイベントのときお客さんがプレゼントしてくれた山口の「百姓庵」のもの。

天地返しという手法で海のミネラルをバランスよくそのまま残す塩づくりを目指しているそう。旨い塩です、料理にも使っている。作り手の動画をぜひ見てほしい、

レモン2個の重量の17%の塩にしてみた(一般に10〜20%)。1個は輪切り、もう1個は乱切りで。

煮沸消毒した容器に詰め、あとは1日2回中身を振る。

夜はエビを買ってきて鶏ガラでスープを取り、瀬戸内イカナゴ醤油のユイジャンを使った八宝菜をもう一度つくる。

ユイジャンにはすでに油、ニンニク、ショウガ、唐辛子、山椒粉などが入っているので、いきなり肉と野菜を炒めてこのユイジャンを入れ、スープを注ぐ。醤油をちょっと追加して奥行きを出す。

そこに下処理したエビとイカを入れて、かたくり粉でとろみをつけ、ゴマ油をひと回ししてできあがり。大皿にご飯を盛って中華飯にする。

盛り過ぎであるw。1.5人前以上あるかも。

しかし・・・旨い!!! 豚がすごくいい味をだして、白菜や椎茸がユイジャンの味を吸ってなんとも深みのある旨味が、次々に舌に押し寄せる。

しかし、やはりエビが美味しくない・・・。下処理はしっかりしたのだが、噛んでいると奥底からフッとゴミを感じるような嫌味が浮き出てくる。やはりスーパーの養殖タイガーやバナビーではダメか・・・。

う〜ん、ではこんなのどうでしょうか?

化学合成された添加物の代わりに海洋深層水を利用

マルハニチロ「天然むきえび」300g/800円

こんなのもあるみたい。3,000円で120尾。保水材一切使用せず。1尾当たり25円って安くないですか?

これは以前「ちろりん村」で購入し、すごく美味しかったやつ(そのときの記事)。

この会社のHP にこんな記述がある。

片栗粉で揉むなんてやめて!! 軽く水洗いでOKの「えび」です

料理本によくある「背ワタを取り片栗粉をつけて揉み臭みをとる」はパプアニューギニア海産の天然えびでは絶対禁止です。

繰り返しになりますが、鮮度重視で少量を手作業しますし、悪いものは自社工場ではじいております。そのため薬品を使って「見た目をきれい」にしたり、「食感を作り出す」こともしていません。また天然なので、当然ながら養殖池の匂いがついてるようなこともありません。

サラッと水にさらす程度で大丈夫です。
どうせなら解凍して、洗わずそのまま使ってほしい位です。

片栗粉や塩でもみこむなんて絶対にしないでくださいね。
せっかくの海老本来の味や食感が台無しになってしまいます。

しかし、中華の鉄人たちは皆片栗粉で洗っているよな(笑)。今回僕もそうしたけど。あのかすかな嫌味は養殖池の臭いなのか? はたまたリン酸塩やPH調整剤など保水剤のせいなのか?

ともあれ、スーパーの養殖エビもう買うのやめた♬


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