カツラの芽、ナポリタンと肉


奥の湿地の池(といっても極小の溜まりだが)は透明で安定している。で、ここの斜面にシンボルツリーとしてカツラを植えたのは新築して引っ越した直後の2015/4/9、つまり最も初期に植えた木なのだが、今年の6月にヤギさんに皮を食べられてしまい、枯れてしまった!

ヤギ闖入!

ところが、今日よく観察してみると新芽がついている(ように見える)! さて春が本当に楽しみだな。矢野さんに水脈を入れてもらったおかげで、木を植える場所が見えてきた。もちろん土地もやわらかくなり水はけもよくなったわけだが、これはとても興味深いことである。

矢野さんは見立てをしておおよその水脈イメージをかためるが、実際には重機に乗って地面の感触でルートをジグザグに探っていく。そのトレースはその場の自然が決めてくれるものなのだ。

脈が通ると自然に木の配置、敷地のレイアウトが見えてくる。もし僕に潤沢なお金があって最初からこの家を優秀な建築家に任せていたら、エクステリア・造園と植栽もその建築家がやることになり、図面上の設計によって木々が植えられていたにちがいない。

それは完成したときの景観としてはベストかもしれないが、年数が経って木々が元気に成長し年月に調和した姿になるとは限らない。

僕は試行錯誤しながらこの敷地(トータルで500坪はある)を草刈りと開墾と植栽によって手入れしていった。半分は保育園の駐車場に長く使われていたために、ガチガチに硬い土になっていた。

それでも端の方からチガヤやヨモギなどが自然に生え、そこに風の草刈りを入れていくとタンポポやカラスノエンドウなどが生え始めた。そして裸地には刈った草をいつも投げてマルチしていると、自然にノシバが芽生えてきたのである。

今回の施工では、不要なマルチシートや古タイヤが剥がされ、水脈に大量の炭と有機物が入り、ノシバのエリアには炭と広葉樹のチップが大量にまかれ、裸地はまったくない。おそらく春から劇的に、総合的に進化するだろう。

一方で反対側は開墾して畑にしていったのだが、奥は湿地帯になっておりそこに池を掘って解決したいと願っていたところ、今回そのきっかけを矢野さんが作ってくれた。

昨日の午後から今回の参加者や施工者のリストや講座の収支をPCでまとめ、金額と支払いの把握をし、それをプリントアウトして、この土地の所有者であるyuiさんのお父上に報告に行った。

お正月にはご両親に、石を新たに敷き変えたyuiさんのお墓と、この敷地を案内するつもりである。

今日は肉料理を解禁した。直会(なおらい)の集まりのときに差し入れされた手作りベーコンを冷凍庫から出して、ナポリタンを作った。

僕は思想的なビーガンになろうとは思わない。ジビエや良質な畜産肉ならたまには食べていいだろう・・・というノリだ。なにごともガチガチに固まるのは良くないのである。

3ヶ月ほぼ断肉していたので、体がどう反応するかと思ったが、いやーうまかった。こういうナポすごく久しぶり。さすがにベーコンから滲み出た脂は、調理中にキッチンペーパーでちょっと吸い取ったケドww。

腸の研究者、藤田 紘一郎先生の話では、腸の活性化には野菜中心の食事が一番だが、自身で調査したところ、100歳長寿の人でベジタリアンは一人もおらず、たまには肉を食べるという食習慣が多かったという。老齢になったらむしろ糖質制限をして肉を摂り、完全タンパクとコレステロールを摂取すべきであるという。

ただし肉は腸内を腐敗させるので、同時に野菜をどっさり食べなければならない。生のキャベツなどはとくにいいそうだ。だからトンカツにはキャベせんがたっぷりセットになっているのだ、と。

もちろん摂りすぎはダメ。肉は週に2回くらいがいい。来年から小豆島の鈴木農園の放牧豚を注文しようかな、と思ってます♬


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