昼にうどんを食べてから現場へ。棟梁が2階天井の続きを黙々と・・・。
梁が交錯するところに切り込みを入れて張り込んでいくのだが、突きつけが直角でないので、そこは鉋やノミで角度をつけて、すき間がないように納めるという難易度の高い作業。
これで3枚が並んでいるのだが↓ 遠目では継ぎ目や釘跡が分からない。
天井は最初「ヨシベニア」を提案したのだが、これだけ梁や小屋づかの突っ込みがあると、やはり細部の突きつけの加工などが難しく、シナベニアで正解だったかも・・・。
シナベニアでもただ突きつけるのではなく、部分的に2~3mmの目地をつけるやり方もあるが、工務店の社長の話ではそれでは和風っぽくなってしまうという。
昨日はもう一人の大工さんが屋根裏の天井を張ってくれていた。
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その後、工務店の社長と設計士さんと、階段の上がり口の処理と手すりの打ち合わせ。図面と現場では微妙なちがいが出てくる。手すりの位置や床板開口部のカットや、立ち上げる壁の高さとか、微妙に調整しながら、よりよい解決法を見つけていくという作業。
手すりは鉄の作家に特注している。建築において階段と手すりは非常に重要なものだ。ただ壁に市販品をくっつけるというのでは、凡庸でうまくいかない。
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石膏ボードが張られ、天井板が張られると、少しずつ2階フロアー完成後の姿が見えてくる。
このあと、壁に白い漆喰が塗られると、よりビビッドに陰影が見えてくるはず・・・。
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1階では別の職人さんがボードの目地処理の仕事中。
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おまけ。屋上で越年したイチジク。秋に葉が落ちて、新芽が準備中だが、土が乾かない程度に水やりは続けている。
春、竣工ののちに・・・畑敷地に移植される予定。