ニンニク植え、如庵の床柱


キッチンに吊るしてあるザルにニンニクを置いていたら、芽が出てきたので、ゴミ捨てに行くついでに畑に埋めることにした(中国産ですけど)。土があればこんな遊びができる。しかしニンニクやネギは草取りをちゃんとしないとすぐ埋もれてしまうのだが。

このところ取材出張をひかえているので、甘えまくっているドリー。ポエングでくつろぎながら本を読んでいるといつもこんな感じで乗ってくる(あったかいですw)。バロンは相変わらずノラ状態。ほぼ毎日、夕刻に餌を食べに来る。

建築史家、藤森照信さんの本はけっこう読んでいるが、この本『日本木造遺産』(世界文化社2014)を最近図書館で見つけてきた。いや面白い! 日本の木造を理解する上でものすごく勉強になる!紹介されている建築は全部で23・・・このうち約半数は見に行ったことがある。が、まだまだ見に行きたい・見ておくべき建築がたくさんあるなぁ。


この本の写真で気づいたのだが、国宝の茶室「如庵」の床柱は、わがアトリエの和室の床柱に酷似していることが判明(笑)。師匠の利休すらやらなかった大胆な手法を、有楽はこの床柱に込めた。その後やった人は聞いたことがないから、私が2人目かもしれない(笑)。

床柱の上部の切れ端は、いまこのキーを打っている傍(かたわら)の机の一本脚に使われている。山から運び自らハツった思い出の柱を日々愛でれるのは幸せなことである。

住宅建築で魅力的な木材の使い方がなされないと、林業はいつまでたっても再興できない。いまだ国産材の使い方が「お金持ちの木造家屋」か「古民家の改装」に2極化したまま絶望してたってしょうがないだろう。

『「植えない」森づくり』

『「囲炉裏暖炉」のある家づくり』

『国産材で作るインパクトドライバー木工』


以上、拙著3部作にそのヒントがある。ぜひ通読されたい。

【著作】紹介ページ


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