小浜〜かやぶきの里〜京都


ふだん朝飯は食べないことが多いのだが旅先では食べる。でも車中泊のときの朝飯が困る。コンビニおにぎりは嫌だし、かといって朝から蕎麦や定食の食える食堂は開いていない。結局ローサイドの郊外店・・・「すき家」とか「吉野家」で朝定ということになってしまうのだ。

が、ダメ元で「小浜市」「朝ごはん」とググってみたら、なんと市場に朝から刺身定食が食える店があるという。ホンマかいな? と半信半疑で車を走らせると、そこは昨夜入りに行った日帰り温泉のマンモス施設の近くだった。

おお、コレハ・・・。

干物も充実、そういえば小浜は鯖街道の起点だったな。

ノドグロの醤油干! 今日中に帰るなら買っていきたいが・・・。

そしてありました。食堂が・・・

朝6時から営業。小浜にそんなに観光客が来るとは思えないが・・・市場関係者もかなり使っているのかな。

せっかくなので刺身定食1,400円を。

市場直送のわりには・・・いちばん美味しかったのはこのブリかな・・・。

途中、おおい町の「道の駅 名田庄」で見た茅葺き民家。移築したのだろうか。展示用だと思うが内部は閉じられていた。

福井県は鋸谷さんのお膝元なので間伐の行き届いた山が多い。もっとも北陸の多雪地域では形状比の高い木は雪折れするのでひどい線香林はできないのだ。これは間伐が行き届いているけど中層木がない。

ここは常緑樹の中層木をよく残して混交林にしている山。もちろん環境的にもスギ・ヒノキの生育のためにもこのほうがずっと良い。

ところが京都に近づくとこんな感じのとんでもない線香林が現れる。当然ながら昨年・一昨年の台風でズタズタに倒れている。京都には鋸谷式間伐をよく理解する日吉森林組合があるのだが、さすがに北山杉の線香林地帯にはお手上げのようだ。

さて「美山 かやぶきの里」である。

残念ながら冬季は民俗資料館もお休みのようで、内部を見ることができなかった。

普通の生活をここで営む人たちが多数いるわけだが、薪の燃える匂いはどこからもこない。日常で囲炉裏を使う民家は皆無のようだ。

驚いたことに、観光客はここでも8〜9割が外国人(中国、韓国系)であった。

これからも外見だけをテーマパークのように保存していくのだろうか。もはや昔の暮らしは資料館のようなところでしか学べない・・。

道の駅が現れたので立ち寄ってみると、内装がウッディで商品にも力が入っている。その名も「ウッディ京北」(「けいほく」と読む)。レストランにはペレットストーブが燃えていた。

うどん、丼モノ、洋食となんでもある食堂。煮込みハンバーグ定食1,020円を頼んでみる。

見た目も美しく、味もバランスも良い。さすが京都にぐっと近づいた感がある。

明るいうちに京都市内に着く。がホテルの駐車場が満車で待たされることに。近くのイオンで時間つぶし。今回は京都駅の南側、八条通と九条通の間辺りにあるホテルを予約しておいた。

(続く)


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