囲炉裏の基礎づくり/その2


囲炉裏の内壁にALC板(発泡コンクリート)を使うのだが、60°のすりつけが心もとないので、すき間に同素材でくさびを入れることに。70mm幅くらいにして手ノコを使えばなんとか切り出せる。

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パーツを「ALC補修モルタル」でくっつける。ALCは水を吸いやすいが乾くのも早い。耐火性・断熱性は申し分ない。

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基礎素材それぞれはコンクリート用ボンドでくっつけたのでがちがちに固まっている。が、ボンドは耐火性が心配だし、なによりALC板のコンクリート肌がダサいので、ここはやはり土壁で覆わねばならぬ。

山暮らししていたときは、蔵の解体現場から調達した粘土を水でこねていろいろ使っていたけど、ここではそんなものはない。実はこの敷地はちょっと掘ると粘土が出てくる。地盤改良工事のときいい粘土が出ていたのだが、それは小石を砕いたり手間をかけないと使えない。

というわけで、高松市内にある陶芸のプロショップで粘土を入手しておいた。陶芸用の粘土は精製してあるのでそのまますぐに使える。

100円ショップで買った麻ひもを4cmくらいに切ってほどいていく。これは「スサ」といって、これを粘土に混入することで扱いやすくなり、乾いたときひび割れを防ぐ。

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粘土をバケツに入れ、麻スサを混ぜてよくこねる。

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かなりしつこくこねると、表面からはスサの存在は解らないけれども、割ってみるとこんな感じで入り込んでいる。

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それを水で適度な粘り気に伸ばして、手で塗っていく。とくに6角のかどのところは入念に厚く塗る。

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石同士を止めたステンレスの金具にも粘土を塗りたくっておいた。

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明日は囲炉裏の外壁の板を取り付け、その上に石(花崗岩)の炉縁が載る。ほんとうは木の炉縁にしたかったのだが、木では認可が下りないのだ。確かにこのの距離では火に近すぎるかもしれない。

明日がまた、難工事っぽい・・・。


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