鉄瓶蓋のつまみ補修


愛用の火鉢セットです。昼間の仕事中は囲炉裏暖炉は焚かず、机の下の足元に小型のオイルヒーター、仕事イスの背中側にこの火鉢を置いて、鉄瓶をかけている。

この鉄瓶はアトリエを建てたとき「木材利用ポイント」で入手した小泉誠デザインの南部鉄瓶である。蓋のつまみ部分はブラックウォールナットで裏側からねじ止めしてあるのだが、さすがに5年も使うと接触部が腐食して、ネジもゆるんで締まらなくなってきた。

 

そろそろ潮時なので補修することに。

つまみの凸部を削って当て木をする。木はスギ材にした。ブラックウォールナットの端切れも持ってはいるのだが、空気を多く含んでいるスギ材のほうが熱をうまく吸収してくれるのでは・・・と思い。

ただしスギは割れやすいので予備穴は慎重にあける。接着剤で合わせて裏側から新しいビスでとめる。

けっこうしっかり止まってくれた。これで当分の間はいけるだろう。クレームが多かったのか現在この把手は丸型に変更になっているが、私は以前のこのタイプのほうが美しいと思う。

以前補修した片手鍋の蓋のつまみはあれから2年以上経っているけどゆるむこともなく使い続けている。なんだかんだと木工ができるというのは暮らしに便利なことだよね。それにはデザイン感覚も重要だけど。


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