秋の屋久島2./モスオーシャンハウスにて(その2)


海を見た後は宿舎に戻って、建物周りをチェックしていく。バナナはオーナーのIさんがここに来てから植えたものだというがすごく大きく育っており、実がついて大きくなり始めている。

奥にも宿舎や東屋、物置などが数戸建っており、全体に風が通らず暗い印象。皆で周遊しながら問題点をあぶり出していく。

デッキに戻り、矢野さんの解説。

ここでお昼。「かもがわ」のお弁当を室内で食べる。正面にあのデッキと海があるので室内からの展望もすばらしいのだ。

午後は各班に分かれて作業開始。

公道からのアプローチ部分。コンクリート舗装で固められた斜面、そのキワに水脈を入れていく。

建物周りの風通し確保。ここで出た伐採枝は水脈のマテリアルに使われる。

鬱閉していた空間が切り開かれ、風と光が差し込んでくる。

矢野さんの重機は奥の敷地の道周りの掘削を。

さらに奥を開拓する。ここは長く放置されたヤブ。そこに重機を乗り入れて風道を作っていく。やり方は例によって「重機の竜巻払い」というやつだ。

普通の土木屋さんなら、重機で仕事をした後は、さも仕事をきちんとしたと見せたいがために、もっときれいに開けてしまうことだろう。矢野さんのは「やりすぎない」。だからとても重機が入った後には見えないのだが、程よく風が通って、しかも必要以上に自然を傷めないのだ。

デッキに戻り3時の休憩。ライセンス講座はお茶休憩も充実している。みかんは愛媛から家族で参加されたみかん農家Aさんの差し入れ。

休憩中、ハイビスカスにツマベニチョウが吸蜜に来る。貴重なワンショット。

誰が置いたのか。石の上に置かれた切り花にナガサキアゲハがやって来た。中でも美しいメスの白化型で、これまた本土では見られない昆虫少年垂涎のチョウだ。

夕刻までまた作業開始。建物脇の池は水源がなくなり枯れてしまった。そこを風通しよく開けていく。

やっちゃんの次男、まんじ君はマイ腰袋を持っており、しっかり作業を手伝うのであった。

奥の宿舎周りも明るくスッキリ。

広場に戻るとなにやらモグラのような穴が。応急処置としてバケットで小穴を開けたのだった(この後、矢野さんの指導で人がつまづかない程度に穴埋め処置がされたのでご安心をw)。

夕暮れてきて、作業終了。目の前は海、バックは山。夕映えの山に雲がかかり始める。

夕食は麻婆ナス、オクラ・ひじき・レンコンの和え物。今回の宿泊は3泊ともここモスオーシャンハウスにお世話になる。

夜は、ライセンス講座につき座学。この敷地の航空写真や地図などで今日の作業を確認する。

明日は平内まで南下して、エコビレッジEKAMの敷地に入る。


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