徳昌寺の中庭、修学院保育園3日目、インド料理店で打ち上げ


3日目の朝は矢野さんの希望で、徳昌寺の中庭の説明と剪定をしてから現場に向かう。徳昌寺は正門から入ると本堂は左手にずらして配置されており、正面には唐破風の唐門がある。ここは貴人来賓のとき開門されるのだという。その正面に中庭がある。唐門両翼の彫刻はすばらしいもので、かつて見た竹生島宝厳寺の扉彫刻を思い出させた。

この庭が徳昌寺の心臓部であり、石や庭木の配置も周到で含蓄に富むものだ。しかし矢野さんたちが入る前は、手入れ不足からかなり荒れた状態だったという

ひとしきり説明した後。矢野さんの剪定が始まった。それの動きは本当に風のようで、まるで舞踏を見ているかのようだった。短時間に大量の剪定を終え、気がつくと風景がまるで変わっている。

車で修学院に移動。本日最終日は「みなさんの作業を見て僕が点数を付けます」と矢野さんが宣言し、一同どよめきが起きる。このプレライセンス講座、いったいどのように審査してどうライセンスを発行するのか? スタッフにも見えないところだっただけに、僕自身も胸が騒いだ。

今日は午後から水脈を有機アスファルトで覆う作業がある。それまでにできる作業をしておく。

有機アスファルトを敷くのは、保育園の庭という性質上、園児が穴に足を取られてはいけないからである。また、奥に作られる建物のために工務店の作業車が出入りする。そのためにも、水脈が潰れないよう補強しておかねばならない。

矢野さんの司令を受けて、急遽「点数表」が作られる。

アスファルトの到着がやや遅れるので早飯にして昼寝タイム。天気には恵まれたが暑い3日間で、建物の2階から樹木に引かれた日除けの寒冷紗がありがたかった。

アスファルトが到着すると休む暇もなく作業が続く。

アスファルトの敷き方、三つグワの動かし方に矢野さんが点数を付けている。

その後、補強のためにコンパネを全ネジ+六角ナットで地面に打ち付けていく。そして土を被せて、粗腐葉土でグランドカバー。

ジャングルジムもプール側に運んでおく。

そして各自の感想と、矢野さんからの点数発表。なかなか厳しい点付けだったと思うが、皆は思うところあり、そして非常に充実した講座でまたぜひ参加したいという声が多数。

京都の四条大宮に出て、インド料理屋「Thilaga」で打ち上げ及び反省会。矢野さんと僕はやや遅れて行ったので、皆のカレーを分けてもらいつつ、ビリアニを頼む。

その後、カフェに場所替えして打ち合わせは深夜12:00まで。皆はホテル泊まりだが、僕は東近江の古民家に泊まるつもりでGさんから鍵を預かっていた。しかし、さすがに疲れ果てて途中のPAで爆睡してしまい、気がついたら3時を過ぎていたので、諦めて車中泊とした(泣)。

▼技術記事はこちらです。

【京都】プレライセンス講座/3日目


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください