高知県南国市。二期作のこの地ではすでにイネがたわわに実り、こうべを垂れているのだった。
セスナが目印の超有名鰻専門店「かいだ屋」に行ってきました。もうすぐ土用の丑の日、一足先に美味しい鰻を食そうと(ちなみにかいだ屋さんは土用の丑の日は休むそうです)。
レーダーの看板もすごいな〜w。
お店は昼の部14:30終了。それに間に合わせようと車を飛ばし、14時前に到着したのだが・・・ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
ここで振られたときはいつも「かね春」だが、あそこは14:00終了なので間に合いそうにない。高知市内の「うな泰」は15:00までの営業だが、食べログで調べてみると「閉店」(!)とある・・・。
ダメ元でお店に電話を入れてみると・・・「何名様ですか?」「お一人ならだいじょうぶです、どうぞ・・・」ときた。
やった!!!
メニューです。ここはやっぱり「うな重1本入り」で。
ここの山椒は高知のブランドもの仁淀川山椒。「ブドウ山椒」の青実を加工したものだそうである。
来ました!
以前は「やはり関東風の蒸した柔らかいのが好きだな・・・」なんて思っていたのだが、パリッとした皮もまた、なかなか旨いと思えてきた。うなぎは言わずもがな、ここは香の物も良い。肝吸いも量があり美味しい。お茶も独特に濃い。鰻を食べるということを知り尽くしている感がある。
高知のこの一帯は養鰻業が盛んな地であった。店主の実家も養鰻業を営んでいて、そのうなぎを使って店を出そうと21歳のとき勤めていた会社を辞め、うなぎ専門店で修業。そして平成元年25歳のとき、ここ「かいだ屋」をオープンした。
なぜセスナが看板なのか? ご主人、若いころ飛行機に乗りたくて、自家用セスナ機の同好会になどに参加していたそうな。操縦まで習ったが免許は取るに至らず、でもやっぱり飛行機が好きで、店を出す時に看板にできるセスナ機がないかと探していたらいいのがあって・・・ということだそうです(笑)。
かいだ屋の鰻は高知産のときもあるが、九州をはじめ国内でその時期に良いものを問屋から仕入れている。現在は宮崎産が多いという。
かいだ屋の名の由来は「南国市浜改田」という地名による。
コメは地元浜改田の契約農家から新米が採れたときに1年間分を仕入れ低温倉庫で保管し、毎日精米しているそうだ。流石ですな・・・。
帰路は久しぶりに下道を通り、大歩危を眺めてきました。