今年の仙台・三春取材の帰りに立ち寄った神奈川県横須賀市秋谷の現場が完成したというので見に行くことにした。ちょうど当地で「葉山芸術祭」という住民主体のイベントが行われているらしい。今日中に最寄りの逗子駅に着けばいいので、午前中は畑へ。
イチジク周りの草刈り。もう風の草刈りなどと言っていられないほど草丈が伸びてしまったので、大ガマでザックザックと粗刈りしていく。
そして畑の一角の草刈りをして落花生をまいた。落花生は自家採種のタネだが、昨年は出来が少なかったので大きめのむっちりしたサイズはみな食べてしまい、小ぶりの貧弱なものしか残っていない。それでもダメもとでまく。驚いたのは、今年もまた採りこぼしたタネが発芽していることだった。
これならわざと採りこぼしを多くしておけば、手間いらずで種まき省略できるかも? などと考えてしまった。
バスで高松駅まで出て、昼過ぎのマリンライナーで岡山へ。
岡山で遅い昼飯。駅弁にした。前から気になっていたご当地駅弁「桃太郎の祭ずし」♬ それにしても、添加物すごいです・・・。
桃型のプラ弁箱。
海山の幸がごっそり載った郷土料理「備前ばら寿司」の再現でありますね。右上の魚は岡山名物のママカリです♬ 他にもサワラ、エビ、アサリ、穴子、タコなどが乗っていて楽しい。
「備前ばら寿司」の由来は、藩の「食膳は一汁一菜」という倹約令に町民が反発、「ご飯の上に乗せちゃえば一菜は一菜」とだんだん豪華になっていったらしい(笑)。岡山って、海あり平地もあって豊かですからね。
椎茸も竹の子もめちゃ甘ですが、この頃はこれも好ましく感じられるようになってきました。
食べ進めるうちに、弁当箱のピンク色が広がってきて、ちょと恥ずかしくなってくる(笑)。エビがすごく美味しかったです。
さて、葉山到着。逗子駅からバスに乗って現場近くまで出向くと、事務局のW氏が車で迎えに来てくれた。現場にはちょうどお施主さんもいらして、出来立ての敷地を歩かせてもらった。
帰り際、谷の向こうにいい月が出た。
その詳しい話はまた明日に譲ろう。今日は近くの民宿に泊まる。夕食は魚料理のお店へ。
「海人市場」と書いて「あまといちば」と読む。いかにも三浦半島産という魚介が黒板にずらり。
まずはアオリイカの刺身を・・・。うん、極上の甘み。これは予想通りだった。澤乃井の純米酒が置いてあったのでそれでいただく。
トビウオを焼いて定食にしてもらった。これも地物かな・・・。淡白ながら旨味の深いものだった。
というわけで、今日は午前中の労働に報いるかのように、豪華な魚づくしだったのである。