大地の再生@仙台秀明/2.物置小屋作り、樹木マップ構想


仙台2日目、早起きして1時間ほど仕事。6:30ホテルで朝食。矢野さんが次の現場、横須賀(葉山)の施工アイデアのスケッチを見せてくれる。急斜面の住宅敷地に三春と仙台で煮詰めていった「植栽土木」の応用編で、既成のコンクリート擁壁には穴を開けて通気を促す。

「面白いね、機会があればぜひこの現場も見たいな・・・」と私が言うと、「14日から工事を始めるから帰りに寄ったらいいよ」と間髪を入れず矢野さんが言う。

ここで、現代土木の工事の中になぜ有機物が重要なのか? 矢野さんがそれに気付いたきっかけを話してくれた。かつて都内の某所で「地下浸透方式」の下水を手伝ったことがあったのだが、有機物が全く入らないそれは失敗で散々な目に遭ったというのだ。

おかげで微生物浄化には地中に有機物の存在が不可欠だと思い知らされるのだが、地中にただ有機物を入れただけでは分解の過程で有機ガスが発生してしまう。そこで、炭がその解決策として大変に有効だということに気づく。

さらに、人工的な流路を直線や直角にするのではなく、そこに適度な凹凸や曲がりを入れてやると一層効果的であることを発見する。なぜなら、空気や水は常に渦を巻きながら動いているからだ。

つまり、地中の有機物の重要性→その負の部分を解決する「炭」と組み合わせ→浄化促進の「渦流」を活かす形態・・・という3段階の発見によって、大地の再生における通気浸透水脈のシステムが構築されてきたわけである。

木がすべて無くなった旧敷地をもう一度見てから、現場へ。外周をやや低くおさめることでぬかるみを軽減できる・・・と心配されていたが、雪解けも乾いて落ち着いてきたようだ。

さっそく、昨日の小屋移動の続きをする。

てこを入れて・・・

バックホウで引きずって、なんとか定位置へ。

その後は物置小屋の壁貼りと棚づくり。

製材所から入手してきた端切れ。皮むきのロールの跡に味がある。

ツーバイ材で棚のフレームを作っていく。ここにも国産材を使いたいところだが、仙台のホームセンターには程よいサイズのスギ・ヒノキ材が置いていないようだ。

プレハブの骨組みはスチールなので、まずは桟木を作ってから壁材をインパクトドライバーで止めていく。

私はふたたび敷地の散策と撮影に回る。雪が溶けた茶庭。

奥羽山脈の雪山を背に、コブシの白い花が咲き始める。

コブシはモクレン科の落葉樹で、雪国によく似合う花だ。コブシの花が咲くのを目安に農作業を始める地方が多く「田打ち桜」と呼ばれたりする。地面がまだ痛んでいるせいか花数が少ない。

実はこの敷地の樹木マップを作りたいと考えているのだが、まだ葉が出ていない木が多いため、雑木林エリアの落葉樹の同定・判別が難しい。地面に落ちた実や落ち葉からとりあえず類推していくしかない。

これはヤナギの類。

斑入りのアオキが花を咲かせる。

雑木林エリアにもエドヒガンが1本ある。その根元にもショウジョウバカマを発見した。

おそらく重機で造成される前には小さな群落があったのではないだろうか? また増えてくれるといいのだが・・・。

青空が出て暖かくなり、シンボルのエドヒガンの開花が進む。

明日は信者さんたちの会合と「大地の再生」の勉強会が持たれるので、この咲き方は話題となり賞賛を集めることだろう。

午後。夕刻まで私はスターバックスで仕事。仙台台原店は中央に電源がある大テーブルがあって便利。

しかし、駐車場がアスファルトでべっとりで植え込みが寂しい。有機アスファルトと自然な樹木の駐車場がウリになるような店作りを流行らせたい!


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