大地の再生@仙台秀明/街の大樹を移植する4-1


4日目、昨夜の雪はあのペースで降り続き、今朝はこの有り様! もう3月も終わろうとしているのに!! しかし、植樹の取材地で雪景色が観れるというのはある意味でラッキーだ。

止みそうな気配はない。

実は長靴を持ってきていなかったので、昨日事務局のNさんにホームセンターに買いに行ってもらった。ホッカイロも貸してもらって助かった!

雪をかぶったマツは美しい。いっぺんに水墨画の世界になってしまった。

竹柵のてっぺんに綿帽子がかわいい♬

雪で滑りやすくなるのでシートを片付ける。

重機の力を思い知るとき・・・。雪が止んできた。

片付けを終えて、移植現場へ移動。ひどいぬかるみになっており、矢野さんがブレーカの先で水切りの溝を掘っていた。雪解けの水が地面に浸透する前に、樹木を掘った穴に水を導いて落とす。こうしないとラフタークレーンなどの大型車が入れなくなる。人力で三つぐわを使って加勢もする。

道ぎわに残った2組(3本)を処理にかかる。

3本ともアカマツだ。根切りに苦労させられる私道側であり、向かって右側は車道にも程近い。

水切りをして1時間も経たないうちに泥水が引いてくる。

さらにセメント粉をまき・・・

移送時に切ったマツの枝などをぬかるみや水切り溝にのせていく。

この2組のマツはコンクリートのたたきに隣接しており、ブレーカーは溝掘りや根掘りだけでなく、こんなときになくてはならないアタッッチメントだ。

コンクリートの破片が道に飛ばないようにブルーシートでガードする。

ある程度めどがついたところでスリングをとりクレーンのフックに接続。

次いで根切り。今回は根切りチェーンソーが準備されたので仕事が早い。

根切りチェーンソーはリースできるがダイヤモンドコーティングの刃(下写真)は買い取りになりかなりの値段(1本3万円前後)というが、この仕事効率を考えたらけっして高くはないと思う(根切り作業は砂や泥を噛むので通常のチェーンソー刃は瞬く間に切れなくなり、現場でしょっちゅう刃を研がされることになる)。

さすがに本数をこなして皆が慣れてきて、てきぱきと作業が連携される。

傾いたらとりあえず置いておき、隣の木へ。

はしごをかけ、コモをわら縄で巻いて、それにスリングをかける。

(続く)


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