材木市場やマルトクのある埠頭にあるうどん屋「ひさ枝」。2016年にできた新店で、松茸うどんがあるので気になっていたが、まだ行ったことがない。先日、うどん屋のイイダコ天を調べていたら映像に引っかかったので昼に訪問。
工場の跡地のようだ。建物がデカイ。
おでんの中にイイダコが突き刺さっていた。その色と大きさからして地物のようだ。天ぷらはごぼうの薄切りのかき揚げ風が目を引いた。「イイダコ天はないの?」と聞くと、「あと5分で揚がります」というので、うどんの会計だけ済ませて待つ。サービスでちくわ天が付いてくるようだ。
やはり店内はめちゃ広い。そして近所の工場関係者ばかり。
うどんは普通だった。麺はちょっと時間が経ったものか? 腰がなく切れやすかった。
後から来たイイダコ天は。青のりがまぶされている。サイズがえらく小さい。
しかし、やはり地物のようで、やわらかく味はいい。
これじゃ1個はあっという間だな。だから「何個ですか?」と聞かれたのか。
後で調べてみると、ここは牡蠣を入れたものやオリーブハマチを取り入れたうどんもあるみたいだ。それと、天ぷらに「とり天ばらし」というジャンルがあり、一口大にカットされた天ぷらで揚げたてを出してくれる(ハーフもありでイカ天ばらしなどと組み合わせもできる)。
「替え玉」というのもあって、これはラーメンのようにスープを残して新たなうどん玉をもらうのじゃなくて、1回目のうどんを食べ終わったその後に、新しい丼でもらって100円払う・・・というようなシステムらしい。あと釜玉に納豆を入れたうどんもある。それからおにぎりのバリエーションも豊かそう。
何度か通わないとダメだねw。
夜は青野菜2種と、先日北海道展で購入した紅サケを焼いてみた。
そして身欠きニシンとフキの炊き合わせ。これはもうご飯と食べる前にずいぶんつまんでしまった(笑)。
紅サケはさすが美味しかった! 先日き○らで買った塩サケとは段違いだ。それも北海道産と書いてあったので買ってみたのだが・・・やはり食文化の違いなんだろうな。ちなみにそこは魚市場をもっているほど魚に強いスーパーなのだが、身欠きニシンもソフト身欠きも置いていない。
しかし、さすがに値段もなかなかでしたナ。これは購入直後の写真だが、1切れ200円以上する! ちなみに、北関東のスーパーでは生のイイダコはまず置いていません(笑)。
先ほど「ソフト身欠き」と書いたが、香川の人は何のことかわからないと思うので書いておくと、身欠きニシンには乾燥の度合いによって、
1)本乾(ほんかん)・・・昔ながらのカチカチに干したもの
2)ソフト(生干し/5分乾=ごぶかんとも)・・・軽く干したもの
3)8分乾あるいは7分乾・・・上記の中間のもの
という3パターンがあり、関東では2)のソフト身欠きがポピュラーに売られている。これは手で持つと垂れ下がるほど柔らかく、表面に塗られた油をお湯で流すだけですぐに調理にかかれる。
しかし、身欠きニシンの醍醐味はやはり本乾にある。現在は乾燥機で干す(2~3週間程)のだが、叩いてカチカチと音がするくらい硬いのでうまみが凝縮し、かつ乾燥の過程で発酵が加わり独特の風味が増す。
ただし戻すのは最低でも丸一日かかる。この際コメのとぎ汁に浸けて戻し、2日かける場合はとぎ汁を新しいものにする(夏は冷蔵庫に入れて)。
明日は岩牡蠣の佃煮とともにこれを茶漬けで食べてみよう。