岩牡蠣と共に採取してきた残りのワカメを干すことにした。今回は茹でずにそのまま素干しで。
湯抜き干しのほうが色もきれいで保存性が高いが、素干しのほうが磯の風味が残る。が、実はいちばん優れた方法は「灰干し」である。灰に炭粉を混ぜたものをまぶして干すのだ。灰には抗菌作用があり長期保存に向く。またワカメの弾力を保ち美しい緑色が維持される。男木島でも昔は灰干しを自家製していたそうだ。
さて、お約束の岩がき佃煮でできたタレでラーメンを作ってみよう。これに濃く煮出したイリコ出汁と鰹節の出汁汁を加えて伸ばす。
具はワカメにイイダコ、ソーセージ。トッピングにミツバ、ネギ。
海苔も2枚。海鮮ラーメンできあがり。
麺は菊水の「さっぽろ生ラーメン」を2玉使用。かために茹でるとけっこう美味いです♬
牡蠣のタレはちょっと甘かったので岩塩を追加。イイダコは茹でてあるものを買ってきたのだが、まだ卵が入っていなかった。
イイダコの卵入りにまだ当たったことがないんだよな〜。時期には卵を持っていないイイダコにも味噌がたっぷり入っていて旨いらしい。実は瀬戸内ではイイダコの不漁が続いており、漁獲高は5年前の1割以下になっているという。ハモが増えて秋口に小さなイイダコを食べてしまうんだとか。
それじゃ今までうどん屋なんかで食べていたイイダコは外国産の冷凍物? だから卵に当たらなかったのか・・・。この春はイイダコ探求してみますか。