昨日書いた自分のブログを読んでいたらまただし汁の料理が食べたくなってしまった(笑)。
朝から冷たい素麺。昆布と鰹節の出汁に日本酒と醤油とみりん。この基本は同じで、あとは塩気を濃くするか薄くするかのちがいだ。鳴門の灰干しワカメとショウガのすりおろし。
猪口は先日買った砥部焼。
素麺は小鹿田焼(おんたやき)の大皿に盛ってみた。飛びガンナの削り文様と青い釉が美しい。この器は現地の窯元で購入したものだ。
そのときの唐臼の様子をYouTubeにアップしてある。小鹿田焼の窯元は九州大分県日田市の山あいにある。ここの陶土は軟石状なので、水力を利用した昔ながらの唐臼で搗いて20日ほどかけて土にするのである。
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食後はときおり窓の外の海を眺めながら、ソファーで読書。
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だし汁が余ったので何か煮物を作ろうと冷蔵庫の残り物を探す。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ。なんだかカレーみたいだがまあいいやw。アルミホイルで落としぶた。5分ほど煮てから火から外し、保温調理にきりかえる。
鶏のささ身があったのでそれも入れることに。これはグラグラ煮ないで保温調理だけでいい。
保温調理というのは火から外した鍋を毛布などでくるんで鍋ごと自然に冷ましていく方法。これで15分くらいおいておくとニンジンまで火が通るし味もしみ込む。
これも小鹿田焼のどんぶりに盛ってみよう。
この保温調理でやるとジャガイモがぜんぜん煮くずれないのに柔らかく、味が染みているという不思議。煮すぎないので素材の味も守られ、根菜自体の甘みとコクが味わえる。
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板さんが鰹節のことを書いているページを見つけた。「素人であれ玄人であれ和食に手を付けるといつかは必ず鰹節にたどりつく・・・」というようなことが書いてある。削り方は私のとほぼ同じである。
http://temaeitamae.jp/top/t8/pit/07.html