曲がった額、上野原打ち合わせnight


またしてもキャリーバッグを引いて東京駅まで歩いていった(笑)。しかし、このキャリーバッグというやつ、こんなにハードに長距離を引いていたらいずれは壊れるんじゃないだろうか? まあMUJIのメーカー品なので耐久性は考えられていると思うけど。今日は上野原の事務所で午後から打ち合わせなので、出発前になんか入れていくか。

というわけで、地下街の「千疋屋」のカフェへ入る。果物不足だったのでちょうどいいや。しかし千疋屋といえば泣く子も黙るフルーツパーラーの老舗だけど、店内の壁に掛けられた絵の額が曲がっているのが気になって困った。正方形なのでよけい目立つ、それも2枚だ。こういうこと、開店前にチェックしないのだろうか?

上野原の駅で事務局のH君と鉢合わせ。同じ電車だった。今日は反対側の出口から。相模湖からの続きの静水が見える。

倉庫の2階の事務所で打ち合わせ。矢野さんの映画を編集中のMさんがインタビューに来ていたが、忙しいらしく挨拶だけで帰られた。その後、夕刻までみっちりと、今後の編集モノについての打ち合わせ。「大地の再生」理事でもある山梨大学助教のYさんも参加されたのだが、年度末で忙しくマニュアル製作は手伝えそうにないという。およその製作物は私の肩にドッと掛かることになる(汗)。

打ち合わせを終えて、矢野さんの運転でH君とともに温泉に連れていってもらう。秋山温泉という日帰り入浴の施設で、ぬるめの湯だったがけっこう効いた。パンフレットを見ると泉質はアルカリ性単純温泉でPhはなんと9.8だった! 山梨は強アルカリの源泉がけっこう多いらしい。

食事はお目当の定食屋がすでに終了とのことで、四方津駅近くの寿司屋でちらし寿司をご馳走になる。店内の水槽にイワナとヤマメが泳いでいた。山の中だというのに、ネタもシャリも実に美味しい寿司でちょっと驚いた。聞けばご主人は毎日電車で築地(今は豊洲?)まで仕入れに行っているそうだ。こんな店は、もちろん壁掛けの絵の額が曲がっているというようなことはない。

夜はスタッフが常駐している古民家に泊まらせてもらった。コタツに入ってバッグに忍ばせてきた水筒の焼酎を事務局のH君と飲む。気仙沼の日本酒もついでに頂く。まあこうしてスタッフと飲む機会というのもいいものだが、矢野さんと付き合っているとこのような機会はほとんどとれない。

明日は東京へ出て現場をひとつこなし、夜は新年会に参加する。


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