畑のキタテハ、カツ丼マスターする


土曜の朝は、テレビで「旅サラダ」と「建物探訪」を続けて見ることが多い。yuiさんがいたときもそうだった。「旅サラダ」で「ああ、どこか美味いもんでも食べにいきたいねぇ・・・」などとつぶやき、「建物探訪」では2人でツッコミを入れて批評しまくるのであるw。

昼はご飯を炊いて、サトイモの親芋を使ったけんちん汁と納豆と自家製たくあん。食後、ひさびさに畑に出て草取りとジャガイモ植えのための畝きりをする。草取りしていると手元にキタテハを発見した。私の畑の草むらで越冬していたのだろうか。

越冬後のタテハチョウ類は、鱗粉が落ちて羽が破れてぼろぼろのが多いものだが、このチョウの羽は美しかった。羽を閉じると枯れ葉そっくりである。この擬態は越冬中はかなり有効なんだろうな。

陽を浴びて飛び立ちそうになったキタテハにバロンが近づいてきた。「うまく逃げろよ」とキタテハにささやく。飛び立った瞬間、予想通りバロンが猛然とキタテハを追い回した。バロンも見事なジャンプで手を叩いて落そうと試みたが、キタテハの飛翔のほうが一枚上だった。

キタテハは畑の上を小さく一周し、保育園のほうに消えていった。バロンは豆用のネットに激突し、グリンピースの苗を踏み倒した後、ネットをくぐり抜けたものの、チョウの姿を完全に見失っていた。そして、悔しそうに唸りながら歩くのであった。

ラッキョウの周囲に草がたくさん生え始めている。苗の近くのものは丹念に抜いておかないとひどいことになりそうだ。

ワケギも。横に葉を茂らすことができないユリ科の野菜は、自らの影で日照をさえぎる力がないので、周囲の雑草をこまめに取る必要がある。

それにしても、雑草の中に一部だがハコベが増え出したのに驚いた。スギナとヨモギとギシギシだらけだった酸性土壌が、開墾3年目にして変わってきたのである。Gomyo倶楽部の竹燠炭を入れているのがかなり効いているのかもしれない。

移植したノカンゾウが芽吹いていた。

走り回ってバロンが例の奇妙な足伸ばしポーズで休憩中。奥に見えるのが保育園のフェンスである。

一番古い堆肥はもう全量使えそうである。粘土と花崗土でガチガチの畑の西側へまいてしまおうと思う。

久しぶりに身体を使った。夕食、気分はカツ丼だ♬ スーパーKで国産豚ロース肉がメチャ安だから買ってしまったのだ。

このところ、ようやく専用の丼鍋(どんなべ)に慣れ、崩れずにうまく丼に納めることはできるようになってきた。いろいろコツを発見したのだ。まず、

1)タマネギを敷くとき鍋のカーブにタマネギのカーブを合わせる。

つまりタマネギを「滑り材」として活かすわけだね。これで鍋ふちの卵が鍋にくっつく確立が激減する。

2)卵を2回に分けて入れる。まずカツの両側の液体部分に溶き卵の半量を入れる。このとき、ぐつぐつと煮たっているところ目がけ、菜箸を伝わせ静かに素早く落していく。

3)フタをして数十秒、最初の卵が固まってきたら残り半量をカツの上にかけて全体を卵で覆う。すぐにフタ。半熟状態のちょい手前で火を止める。

4)フタをとって丼鍋の柄をくいっと回すように振って具の動きを確認し、鍋底と煮卵が切れているのを確認する。このとき鍋と一緒に動いてしまうようなら、フタの内端を使って剥がしていく。

5)丼に滑らすように盛りつける。そして丼鍋のフタを利用して丼にフタをして蒸らす。

これで丼の中にきれいな半熟の白ができる。

表面にきれいな卵の膜ができると、やはり美味しさもひときわヨロシイようである。


「畑のキタテハ、カツ丼マスターする」への3件のフィードバック

  1.  おひさしぶりです。
    大地の凍らないこの地方では、親芋はリサイクルできますです。

    もう一度、親芋を 埋め戻して 翌年、また収穫できますです。

    3年目は、親芋が溶けてなくなりますから、子芋を親芋にすると

    おいしい品種のDNAが継承されます。 

    木彫り でるでる のブログを 再開いたしました。

    1. お久しぶりです。
      群馬では、サトイモは掘り上げて冬の間は温かいところに置かないと凍みてダメになってしまうのが通例でした。
      こちらでは大丈夫みたいで、便利ですね。
      讃岐の人は親芋を好んで食べるそうで、僕も食べてみたらその風味と食感がけっこう気に入りました。
      親芋はいくつか埋め戻してあります。まだぜんぜん掘っていない株もあるんです。
      このまま放置しても芽が出るらしいので、今年はそれぞれどんなふうになるのか? 楽しみです。
      ところで、茶ノ木の種は楽しみにしていたんですがまったく発芽せずでした。
      植え場所が悪かったのかな?

      1.  お茶の木は、時間がかかりますです。成長が遅々として進まず

        忘れ切ったころに 発芽かと。

        幸せなお二人に 会えたあの日が 
        わたくしにとって 心温まる
        一生の思い出です。

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