畑とマンバ、東京とんかつ


事件発生・・・。犯人はもちろんアイツである。

明け方、バロンがベッドルームを出て2階でごそごそやっているのは知っていたのだが、今日は朝から地区の清掃なのでぎりぎりまで寝ていたい。眠くて起きる気がせず放っておいたのが・・甘かった。

いつもは怒られるので上がらないはずのアイランドテーブル、その上に置いたパンの袋に手を出したのだ。。ヤツの食欲中枢はいったいどうなっているんだ? あれだけ腹がぱんぱんに膨れているというのに・・・。

しかられて反省中(ちがうかも?)のバロン。

罰として朝食抜きにしようかと思ったが、また鳴き続けるか保育園の給食室に行くのは目に見えているので、結局ちぎられたパンに蒸し鶏の肉汁をまぶいして与えてしまった。食後、大満足で前足をなめるネコ特有の喜びボーズ・・・。

地区の清掃には初めて私が出た。私の班は側溝の掃除が主のようだった。ため池王国だからいたるところに側溝がある。私の家にも隣接した側溝があるのだが、これは他の班の仕事らしく、数人の方々にきれいにしていただいてなんだか申し訳なかった。

午後は畑に出てジャガイモ植えの畝作りの続き。この機会に太陽光によく当たりやすい東西方向に畝を作り替えている。この位置はとくに土質が酷いところ。過去に残土でも捨てられたのか、コンクリートのガラなどが出て、開拓時はツルハシで掘り始めた場所なのだ。

雑草の繁茂した部分も切り返すので、地表部と強固な根は取り分けている。ここは粘土があるのだが、そこに雑草の根が突き刺さるように潜り込んでいる。無機的な土が有機的な土に変わる現場を目撃しているかのようだ。

その下には花崗土が潜む場所もある。

さすがにツルハシは要らなくなったが、今日の作業は右のピッケルのような道具も活躍した。スコップで掘った土のかたまりをまず砕くの便利だった。ほぐしやすい大きさになったところで左の四つ鍬を使って根と土をばらす。

作業中に出てくる石やゴミだけでなく、今日は粘土と花崗土も少し取った。

雑草の根っこはこんな感じである。ものすごい密度だ。太くてひょろ長いのはヨモギの根である。スイバの根も太くて長い。これらは酸性土壌にみられる多年草で、いつまでもはびこるので根を取り去っておきたい。

ただし全部の雑草の根っこを徹底して取る必要はない。少しは土に混ざったほうが有機化に貢献してくれるはずだ。1畝の作業に30分かかった。ここに堆肥・竹燠炭・木灰を混ぜる予定。

作業中はバロンを外に出しておいたんだけど、こんな感じで走り回っている。なかなかうまく動画が撮れないのだが、とりあえず1本アップしておく。

ね、コイツ普通じゃないでしょw(いま、まだ生後7ヶ月くらいだよ・・・)。で、このあと妙な鳴き声のメス猫がバロンを追いかけてきて、バロンは下屋に逃げ、私はそのメス猫を追い返したのだった。

食われたパンの残りは悔しいので・・・

フープロで、

生パン粉にした。

帰りに畑でマンバを摘んできた。ウチの畑のマンバ初物である。

茹でて試食してみるとアクは少ない。小さいいりこと油で炒めて、

油揚げを入れて酒、みりん、薄口醤油で味付け。わずかに水を加えて落としぶたで水分を飛ばすように煮る。

これはなかなか素晴らしかった。ウチのマンバいける! なりは小さいけれど、さすが無肥料無農薬。日本酒に絶に合う。

パン粉はこれにした。

今日はカツ丼じゃなくとんかつで。生パン粉だもの♬ が、ちょっと細かくしすぎたのか衣感がイマイチだった。あと油の温度が高過ぎたかな。

で、僕の場合、塩、醤油、ソースの3種でいただきます。塩はトリュフ塩です。

とんかつといえば、この間「東京とんかつ会議」なる番組に出会ってしまった。ラストの画面しか見れなかったが、山本益博さんの顔が出ていたので食べ歩き番組なのだろう・・・と気になって調べてみた。BS-TBSで毎月最終土曜日放映中で、昨年の11月からスタートしたようだ。

山本氏のブログで「東京とんかつ会議」のカテゴリーがあったのでを読んでみた。いま東京は第2期「とんかつ黄金時代」を迎えているんだそうだ。銘柄豚なるものが登場し、油のクオリティが上がってきたこともある。昭和30年代から50年代、下町の専門店で食べるとんかつは御馳走の横綱だったが、いま新たな店も増えて切磋琢磨しており、再び東京とんかつは外食・御馳走のチャンピオンになりつつあるという。

ナルホド。いま隈研吾建築マップを作っているんだけど、平成のとんかつ名店もプロットしておこ♬


「畑とマンバ、東京とんかつ」への2件のフィードバック

  1. 東京とんかつ会議私も見ました
    上京すると、水道橋でさかいやをはじめ神田界隈のスポーツ店を除いた後、いもやのとんかつ(もちろんロースですが)を食べて帰ることにしていました
    いもやは、とんかつ会議では下位ランクですね
    四国ではとんかつ屋自体が少なく、キャベツお代わり有の関東のとんかつ屋が懐かしいです
    贔屓だった「とんかつ太郎」(筑波・坂戸)は、並がA定食、上がB定食で、元気よくA定食を頼んでいたあの心遣いが懐かしいです

    1. いもや、懐かしいなぁ。爽やかな暖簾に白木のカウンター。これぞとんかつ屋というたたずまい。蕎麦・とんかつはやっぱり東のものですね。銘柄豚を使った名店はまだ行ったことがないので、今度上京の時は突撃してきます〜。子供の頃、東京の叔母に可愛がられて、確か蒲田あたりだと思うんですが、本格的なとんかつ屋でご馳走になったことがあるんです。見事なまでに磨かれた白木の一枚板のカウンターで、そこで食べた分厚いヒレカツのうまさは衝撃的でした。←ホント、どういう子供だったんだろうw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください