車庫づくりの続き。アトリエまで人力で担ぎ上げた部材(廃材角材ほか)を再び下げるのもばかばかしいんだけど、またしても人力で担ぎ下ろすのであった。廃材のストックの中には、トタンもあれば野地板に使える板もある。釘を抜けば、まだまだ使えるものばかり。割れたりしてダメなものは薪で燃やしてしまえばいいわけだし、抜いた釘だって曲がりを戻せば使えるのだ。
部材を選んでいると、スミナガシがやってきた。生まれ立ての♂で黒字の中に白の流れ紋が鮮やかだ。オオムラサキもやってくる。紫の鱗粉がだいぶ落ちてきたが、力強い飛翔は独特のものだ。しかし、なぜか樹液食のチョウたちは、ウチの「なんでも資材置き場」が好きなのだ。もちろん畑も一周する。オクラの花が咲く。ヒマワリがつぼみをつけた。植物の造形は美しいな。
野地板をかけ、トタンを打って完成。6本の柱のうち3本は、前住者が使っていたと思われるパイプフレームのアンカーが残っていたので、それに固定してある。筋交いは自然木を使ったりして要所だけにつける。Y先生がまた見に来て「いやー、器用だねぇ、立派なもんだね」などと言われつつ、またジュースなどをご馳走になる。
しかしまあ、材料は釘と番線以外は全部廃材。現場あわせでチェーンソーまで使ったかなりアバウトなモノだが、4時には無事完成。風呂を沸かして窓を開けた展望風呂を楽しみ、汗を流してからコペンに乗り込んで、前橋の県立図書館へ。『宮本常一著作集10/忘れられた日本人』『磯崎新の建築講議/#05ル・トロネ修道院/#07サン・ロレンツォ修道院』などを借りる。
食事したら眠くなってしまったので、相方に運転を任せて暗くなってから帰還。車庫には無事格納できた。翌朝見に行ったら、ボンネットに野良猫ミッキー(たぶん)の足跡がついてました。