イノシシ防護柵、延長す


またしてもイノシシ出没。鼻先(牙つき)で耕耘機のごとく畑を走り回った跡あり。ダイズは全滅に近い。ネギも半分はやられた。Y先生の畑も防護柵のない所は全滅だったらしい。

イタルさんによれば、雨上がりの土がふかふかになったところにやって来るらしい。狙いは野菜ではなく、ドバミミズやサワガニやヘビなのではなかろうか(イノシシはマムシが大好物という)。その証拠に、スーパー林道には道沿いに土を掘り返した跡が随所にみられる。

今日はホウレンソウやら手元に残っている種を播こうと思っていたので、トタン波板の防護柵を延長することにする。上の畑と下の畑の境界になる石垣に、一カ所ちょっと崩れたところがあり、ヤツはどうやらそこから出入りしている雰囲気なのだ。土の崩れた跡、足跡らしきものが残っていたのである。

廃材角材で杭を作り、それをカケヤで打ち込んで、番線で波板を止めていく。連続するトタン波板は杭の部分で重ね、そこにハンマーと釘で穴を空けて、杭に止めていくのである。ちなみにトタン波板も廃材でタダで入手したものである。

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ニホンミツバチの巣のところは石垣の高さがあるのだけど、なんとなくイヤな予感がしたので、その前にも防護柵をつけた。本当は全部ぐるりとやればいいのだけど、密閉された感じがイヤだし、手間も材料も大変なのであった。

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ともあれ、イノシシにズタズタにされた土を整地し、畝(うね)をきりなおし、種を播いた。補修後の白インゲンが元気に根を張り、実をつけ始めた。さすがにイノちゃんに嫌われている二株のトウガラシは、ときどき摘んでは料理の薬味に、その鮮烈な辛みと香りを楽しんでいる。

清浄で豊かな土があるということは、何とすばらしいことなんだろう。

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