午後から前橋へ。敷島公園のバラ園へ。ほぼ満開状態であった。バラは形も美しいいが、その匂いもすばらしいものが多い。軽井沢のタリアセンのバラ園でも匂いをかぎまくったが、ここでもそれをやった(笑)。しかし、バラの花に近づいてそんな行動をとっているのは僕と相方しかいないのであった。
それにしても、平日というのにこの人の多さはどうだ。ほとんどがお年寄りである。余生を遊んで暮らしているの方々なのだろうな。しかし、70を過ぎて毎日畑仕事をハードにこなしているイタルさんや、80を過ぎて講演をこなしているY先生を思い浮かべ、う~む、これでいいのか? と思ってしまう。
前回見逃してしまった蚕糸会館の内部を見学する。「手座繰り」のコレクションが豊富だった。ついでに前橋浄水場の水道資料館にも立ち寄った。
前橋は地下水だけで水道水源をまかなっているという。母なる利根川、そして榛名と赤城の伏流水もあって、地下水が豊富なのだ。水に関しては前橋はかなり特異な町である。
資料館のおじさんがやたらと詳しく解説してくれるので、ここぞとばかり聴きまくった。前橋の市内を流れる広瀬川の水量がなぜかくも異様な多さなのか? という長年の疑問をおじさんが教えてくれた。広瀬川は揚水発電の排水路になっているのだという。ナルホド、管理された水なのだ。あれが自然水だったら豪雨のたびに洪水になっているはずだものな。
水道資料館の建物と背後の配水塔は70年前の建物で文化財になっている。蚕糸会館の建物もそうだ。古い洋館は基礎の換気口の金具のデザインが凝っていて面白いのだった。