個展準備!


さてさて、いよいよ明後日から高崎「棗(なつめ)」で個展が開催される。今回のテーマは「古い町、山の水、なつかし物語」。新作に2点のオブジェと群馬の古建築を4点描いた。原画は相方の表装でギャラリー内に展示される。もともと布や和紙が好きな相方は表装にすっかりはまってしまったようだ。棗には立派な床の間が2カ所あり、大型の表装にも挑戦しているのでお楽しみに。さて、以下が僕の新作絵である。

まずは個展案内にも使った伊勢崎の時報鐘楼。レンガ・コンクリートづくりの塔で、昔は頂上にある鐘を鳴らして時報となり、伊勢崎の人々に親しまれた。

middle_1150412259

これも伊勢崎市内にある洋風木造建築。昔は病院だったものだという。形が美しく、ルネッサンス様式の装飾がみられる。まったく昔の大工はたいしたものである。建築は進化しているんだか退化しているんだか・・・。

middle_1150412297

そして安中市にある旧碓氷社事務所。富岡の製糸工場と並んで、養蚕県の群馬を象徴する遺構である。

middle_1150412341

4枚目は高崎哲学堂(旧井上邸)。東京にあったレーモンドの自邸を、高崎の実業家井上氏が自邸としてコピーしたもの。現在は哲学堂として一般公開されている。

middle_1150412404

以上、ポストカードもつくった。

オブジェは杉の間伐材をたっぷり使い、それに養蚕道具の古材や廃材を組み合わせたちょっと面白いもの。18日に演じる新作紙芝居『神流川なつかし物語』・・・ひさしぶりに主題歌や挿入歌も作った。この新作紙芝居は自分の創作の中でもとりわけ重要な作品になるのではないかと思っている。それにしても紙芝居の絵を描くのはしんどい。僕にとっては建築の絵なんかのほうがずっとラクで楽しい。まあ、産みの苦しみってやつだな。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください