いよいよ個展開始。早々に思わぬお客様が来られて楽しいひとときを得る。高崎商工会から取材申し込み。上毛新聞記者からも電話が入る。さすがに高崎中心街のギャラリーだな。
それにしても、棗の建物とその古材の圧倒されるような存在感、空間の締まり、ここじゃヘタなものは飾れないな・・と感じてそれなりの準備はしたつもりなのだが、実際作品をもってここに来ると、展示するものにとって最初かなりの重圧感がある。重厚なものに重厚なものをぶつければ簡単ではあるが、僕らのやりかたはそうではないだけに、より大変なのだ。
それでも前日の搬入をなんとかやり遂げ、今日は早めに会場に着いて最終仕上げをした。オーナーの平野さんが野草を飾ってくれて、画竜点睛をみた、という感じだった。
ふう、個展はまったくいつも大変だ。でも、苦労するだけのことはある。大きな扉を開けるかのような・・・・新たな人との出会い、新たな自分自身の発見。今回はいつもより寡黙な飾りかたである。が、たっぷり内容を詰め込んである。日本茶を飲みながら、どうかそれをゆっくりゆっくりひも解いてみてください。