翌朝はホテルでチェックアウトぎりぎりまでPCで仕事などをして市内の市場を見に行く。といってもアーケード街の中にあるのだ。これはおせんべい屋さん。割れの袋詰めを格安で売っている。
豆や漬け物など。自家製たくあんを打っている。新潟は打ち豆をよく撃っている。乾豆を木槌で打って平らにつぶし煮やすくしたもの。
寒風でさらす塩鮭。いい色つやが出ている。
車麩。三条市の寺で振る舞われる精進料理から生まれ、質の良い強力粉がとれることも、麩の名産地になるきっかけになったという。
アーケードの中に大きな空間の集合スペースがあり、中に魚屋さんがドバッと入っている。こういうの、見るの大好きなんだな♪
クロダイ、カニ、アワビ、ツブガイなど。美味そうだ。
エビ類。日本海ですね。太平洋側で生まれ育った僕としては、このエビ・カニの豊潤さが羨ましくてしょうがない。
生のニシン。値段も安い! 酢で〆て洋風マリネにしたら美味しそう!
生きダコが売っている。これが商店街のアーケードで買えるのだ。うーん、新潟市民、羨ましい。
なんと、ヤツメウナギまで売っている。すごい。
同じスペースでお惣菜やさんがあったので、エビコロッケを買って歩きながら食べる。これがプリプリとしたエビがいっぱい入っていて美味いの!
そしておなじみ笹団子。本場の老舗の蒸したてをいただいた。ヨモギのたっぷりと入った色合い、粒あんの旨さ、そして笹の葉の清楚な香りが立つ。すばらしい!
YKは呉服屋で古着を物色。残念ながら小千谷ちぢみは無かったが、何枚か購入。
道の駅「新潟ふるさと村」へ移動。展示を見ながら新潟の風土を学習する。ハンノキのはざ木と、水路を田船に稲を積んで運ぶ昔の写真を発見した。
弥彦神社へ。弥彦山は新潟の平野から海ぎりぎりの位置で突然立ち上がる。標高は低いが関東の筑波山のごとき名山である。そして、チョウの好きな僕にはギフチョウの名産地として心に刻まれた場所でもある。弥彦神社の境内は神気に満ちたすばらしい場所であった。
寺泊へ、観光客相手の魚屋が並んでいるが、平日なので駐車場はがらがら。
カニ屋の二階の食堂で定食を食べる。エビの頭とカニで出汁をとった番屋汁と、ブリの刺身が良かった。
良寛は晩年を新潟で過ごした。書を見にいった。閉館30分前だったのだが、じっくりみて時間オーバーをゆるしてくれた親切な学芸員さんだった。
スタッドレスタイヤに変えたとはいっても、慣れない雪道は怖い。今日の最終目的地は野沢温泉だ。そこに行くには、十日市、津南という日本きっての豪雪地帯を通らねばならない。まったく凄い雪だ。こんなところにもセブンイレブンがあり、若い女の子の車が乗り付けて、なにげに買い物していく光景に感動してしまった。
野沢温泉には夜の9時過ぎに着いた。駐車場代は200円。共同浴場は無料。僕らは「熊の手洗湯」に入った。湯船で大きな声で会話する学生風の集団に辟易したが、湯はすばらしかった。
コンビニでサンドイッチなどを買い、少し下った道の駅で仮眠をとった。