これなんだか分かりますか?
エゴマ(のタネ)です。エゴマはシソ科の一年草。東南アジア原産で葉っぱは朝鮮・韓国料理でサンチュなどと同じく肉料理と一緒に食べられている。
実は最初、葉っぱをそのようにして食べようと山暮らしのとき栽培したのだが、食感がごわごわしすぎて、味は苦く、香りも強烈すぎて食べられなかった。
ところが放っておいたら花が咲いてタネがたくさんできた。そういえばエゴマはタネを煎ってゴマのように食べれるのだと思い、チャパティに入れて焼いたらすごく美味い。
それから毎年栽培するようになった。このエゴマ、こんなに小粒なのにどうやってタネ取りするかというと、乾燥させてから手で揉んで、それから昔ながらの箕(み)で風選にかけるのだ(「ふうせん」って風船じゃないよw)。
で、群馬から持って来ていたこの自家採取のエゴマを煎ってから擂ります。すりこぎ棒は同じく自家採取のサンショウの木なのだw。
これに醤油とみりんを少し入れ、自家栽培の初収穫のブロッコリーの茹でたやつを和える。つまり「ブロッコリーのエゴマ和え」である。これがメチャ美味い!
ブロッコリーは初期苗でモンシロチョウに食害され、はたして食えるまで育つのか? と危ぶまれたが、3株のうち2株はきちんと育った(1株は先にとうが立って花が咲いてしまった)。
しかし、この甘みをすばらしいものだが、驚いたのはエゴマのほうもである。このタネ、採取してから5年は経っているのだが、香りも味も鮮烈で昔のまま。まったく年月を感じさせないのである。
豆のときも感じたけどタネというものは凄いものだね。たぶん蒔いたら芽を出すんじゃないかな。
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メインはやきそば。これを囲炉裏端で食べる。キャベツたっぷりに親鶏とショウガを入れる。最近ハマっているのが「親鶏」だ。讃岐はもうひとつのご当地「骨付き鶏」があるせいか普通のスーパーで親鶏の肉を売っている。
で、この焼きそばは飛竜の「ひるぜん風焼きそば」という市販品なのだが、なかなか美味しい。コレに合わせるのはブロイラーのひなではなくコリコリとした味が深い「親鶏」。そして薬味は紅ショウガではなくて「七味唐辛子」・・・が絶対ですな♫
なにせ「ひるぜん焼きそば」は大好きで、私たちは山陰に旅するときはかならず蒜山に立ち寄って食べる。現地でごひいきにしている店があるのだ(こちら)
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食後はお湯割りを飲みつつギンナンを食べる。
囲炉裏で煎りましょ♫
1個爆ぜたらOK。これはゴマ煎り器なので編み目が細かいのでなかなか爆ぜず、結果として火が入り過ぎてしまうきらいがある。京都・金網つじの「ぎんなんいり」欲しいなあ・・・誰か新築祝いにプレゼントしてくんないかなw。
yuiさんが漬けてくれたカブの漬け物を出す。柚子皮と唐辛子が効いてウマ。お隣はニンジンとダイコンのスティック。それを赤味噌と塩麹をつけながら食べる。
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畑でできたニンジンとダイコンの味はすばらしいが、正月はこの材料で、いま熟成中の柿酢を使って「紅白なます」を作ってみたい。