ハチの分封に出会う


久しぶりに山に入ってみた。間伐されたスギ林の場所は下草が緑にあふれ、中に芽生えてきていたカシやカエデも大きく育ってきた。選択的にこまめな管理をしてやると、森はすばらしく見違えるようになる。もちろんスギも太ってきた。今年はスギ林の巻き枯らしをやってみようと思う。

今日はトイレの日。石垣前に掘った浅穴にバケツでし尿を運ぶのだが、その前に進路を入念に草刈りし、地面の凹凸を唐グワで直しておく。もの運びは道具も大事だが、進路を歩きやすくしておくと、ずいぶんラクに運べるものだ。木の簡易橋もそろそろ架け替えの時期が近い。

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その穴を掘り返しているとき、石垣の前方でハチの羽根音が聞こえた。近くに巣があると感じて、注意しながらその巣を目視で探していった。が、かなりの数の羽根音がするのに、周囲にハチの飛ぶ姿が見当たらない、ふと振り返ると、反対側の空、畑の上空にハチの群れが乱舞している。日本ミツバチの分封(ぶんぽう)の群れだ!

アトリエ敷地にはハチ胴が3個設置してある(うち2個はクリ丸太をくり抜いた自作)が、入り口に誘因物質を置けばおびき寄せられるかも。と、一番自然に入りやすい位置にある1個に急いでハチミツを塗ってみた。

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今日は蒸し暑い日でしかも満月。分封の時期としてはかなり遅いが、条件はそろっている。でもハチの群れは西のほうに飛んでいってしまった。残念。山村で見かけるハチ胴は崖の上など見晴らしのいいところに設置してあるのが多いが、あのハチたちの動きからするとそのほうが誘因しやすいのはなんとなく解る。

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水路の上をカゲロウが上下していた。捕虫網でとらえて観察。美しい亜成虫だ。これに似せた毛針をよく作ったものだった。

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ここに越してきてすぐに植えたバラがようやく土地になじんできたのか、今年はたくさんの花をつけた。伸びるとアーチを作れるツルバラの種類。

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バラは匂いもすばらしいし、絵心を誘います。でも隣にワサビがあったりしてバラにとっては過酷な環境なのかな?

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コメント

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