一昨日の遅くに雨が降り、昨日は朝から久しぶりに大ガマをふるって、畑周りや水路際の草刈りをした。
雨の翌日は刃物に草がよくのって刈りやすい。でも朝から蒸し風呂のように暑く、30分もすれば滝のように汗をかき、蚊の攻撃もやってくる。
終われば下着をはじめ衣類は全部着替えることになる。
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今日は朝からカッと晴れた。
畑・敷地を身回ると、草を刈ったおかげで広々と見渡せ、刈り草が伏されてイチジクものびのびとして見えた。
「ああ、昨日頑張って草刈りしておいてよかった・・・」
と思える瞬間である。
この季節、雨の直後のこの刈り時を逃すか逃さないかは非常に重要なのだ。山暮らしのときにいやというほど味わったが、西日本のこの暑さと日照による植物の猛威もなかなかに凄く、タイミングの重要性を痛感する。手刈りの場合はとくにそうである。
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今年の畑は除草もラクで、まだ、水やりもほとんどしていない。功を奏しているのは、
1)早い時期からの根周りの除草
2)刈り草でのマルチ
である。このやり方だと草と共存の自然農でも栽培植物はしっかり育つので、根の周囲には雑草が生えにくくなるのだった。
マルチにはイネ科の雑草が畑周囲にたっぷりあるので、それを刈ったものが使いやすい。マルチは草を生えにくくするだけでなく、地表の水分の蒸散を防ぐので、水やりしなくてもけっこうイケルのだ。
そうして畦間の雑草は適度に生やしておく。
もう一つは株間をしっかり取ることと、勇気ある間引きだが、これはまだうまくできない(鋸谷式間伐を発信しているものがコレではいかんなw)。
支柱はGomyo倶楽部の活動で竹がたくさん出るので、それを持ち帰って使わせてもらっている。やはりプラスチックの棒より風景がいいな♫
今朝の収穫。2人ではとても食べきれないほど夏野菜が採れる(ただしナスはうまくいかない、ニンジンもなぜか不調)。
来シーズンは畑のレイアウトを変え、より自然農として動きやすいカタチに変えていくつもりだ。積み草と生ゴミも堆肥化してしっかりした土に還ったらそれも竹燠炭とともに畑にまく。
生き物とともにある畑はいい。ホオジロがすでにここをテリトリーにしているのか、美しい声をしじゅう聞かせてくれる(囲炉裏暖炉の煙突のてっぺんで鳴いていることもよくある)。
さて、イチジクの初収穫が楽しみなのだが・・・。