昨日早朝、畑仕事に出かける前のイタルさんをつかまえて、石垣の途中経過を見てもらった。
積みもまあまあOK。それにしても、やはり石がデカイのである。裏込め石の感じもこれでいいそうだ。
いくつか疑問点があったので訊いた。これだけの土と大石をよく動かした、と褒めてもらってひと安心。
さて、明日から天気が下り坂のようなので、今日はできるだけ積みたい。根石から1段目2段目は特大・大の石を積まねばならない。
テコを使わないで石を動かす方法を発見した。「両手で持ち上げることはできないが地面でひっくり返すことができる石」なら、この方法で積み上げることが可能だ(特大サイズはズリズリで動かすことしかできない)。
ちょっと天端に石がかかれば、あとはシーソーの要領で持ち上げ、最後の詰めの押し出しは、腕と上半身全体で摩擦をかけて石を送り出すのだ。このコツを会得してからは仕事が早くなった。
黄色い糸は「帳張(ちょうはり)」と呼ばれる土木作業の基準線。この糸を張って石垣直線ラインの目印とする。不定形の野石を積むにも基準が必要だし、直線が出るととても美しく力強い石垣の佇まいとなる。
今日はほとんど一人で石を上げた。YKには裏込め石を運んでもらった。上げた石をどう組むか、ツラをどのように合わせるか。石を持ち上げた後も悩み続ける。これから中形の石になり、足場を組んで上に上に石を載せていく。
振り返ると迫力ある石積みができている。これを自分で積んでしまったことがなんだか信じられない。