自在カギを作る


今日は二人で近所の道路清掃をやる。人手不足と高齢化で集落の道普請が追いつかず、各自の自主的清掃に任されているところがあるのだ。落ち葉がたまって腐葉土化した土が道を狭めている。それを掻いて取る(谷側の山に捨てる)。

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アスファルトとコンクリートの隙間にスギとヒノキを発見。飛んできたタネから発芽したものだ。こんなところで大きくなられては困るので、もちろん伐採。アサガキ(最初の写真でチラっと見えている農具)でカット。アサガキは道路清掃でもけっこう便利な道具だ。ちゃんとハガネと軟鉄で打ってあるので刃がついているが、アサガキで地面を引っ掻くことが研ぎになって、常に先端の鋭角さが保たれる。

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夕刻、薪風呂を燃やしながら、同じ部屋(台所土間)にチビカマを入れ、いつものように網をかけ、鍋で鍋を湯を沸かす。この網は消耗品で、やがて火に当たっている部分の針金が切れるのだ。そこで室内でチビカマを使うときは自在ガギで上の梁から鍋を吊るしたい。木と縄を使った簡単な自在カギを作ってみた。

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鍋をかける下のカギは庭木のヒイラギナンテンの枝、上のカギと高さの調整板はシラカシを使用。縄をそのまま梁にかけると、高さを動かすときにゴミが落ちるので、上にもカギをつくってワンクッション入れるわけだ。それも直接針金のフックでは縄が鋭角に曲がり過ぎて痛むので、縄がかかる幅を広くとる。旧家の囲炉裏でこの方式のを見たことがあるが、上のカギには厚さ10cmはあるケヤキが使われていることが多い。

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この自在カギは軽いしスムーズに鍋の上下移動ができる。使わないときは外して壁にかけておけば、部屋が機能的に使えて便利だ。


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