織本屋、搬入・音合わせ


明日の個展・ライブの搬入と音合わせに会場へ。「織本屋」のある貞光は剣山の登山口として山屋には有名な町で、近くの脇町は「うだつの街並」という歴史建造物保存地区がある。かつて吉野川流域は藍の産地として名を馳せたところで、大きな商家の古い家々が残っている。

織本屋は酒造会社の母屋を所有者が市に寄贈し、長野の建築家がギャラリーに改装したものだそうで、この建築は素材や空間がすばらしいだけでなく、土間には音楽ライブ設備があり、2階には展示ケースがありスポットライトも完備されている。

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これまで様々な古民家改装建築やイレギュラーな場所で個展を繰り返してきたが、ホワイトキューブ的なギャラリースペースとは違って、古民家での展示は壁が個性と変化に富んでいて、絵を飾るのに頭を悩ませる。実際絵を並べて現場に立ってみないとその解き方がわからないのだ。しかし、うまくやれば作品と建物が響き合うすばらしい展示空間が生まれる。

今回は70点ほどの作品を持ち込み、そのうち約40点を飾ったが、文化財の建築なので絵を吊るすための釘やヒ-トンを梁に打つことができない。そこでテーブルに絵を載せて壁に立てかけたり、パネルを立てて絵を掛けたり、ということをした。


土間にパネルを立てかけ、タマリン紙芝居のコピー、そして’03東京講演会のチラシとプログラムパンフレットを。

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土間のライブ空間にはアトリエ風景写真を含めたポストカードのパネルを。

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入り口の土間にパネルで『現代農業』連載原画を8点。

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2階、階段左の小空間に紙芝居『神流川なつかし物語』の原画3点とテーブルにポストカード。

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椅子を利用して壁に立てかける。

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階段右の部屋にイラストマップ(印刷製品)4点。

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左から1点ものオリジナルイラスト「日輪のハス」「きりんかんだよりシリーズ/羽生のみこし」「オオサンショウウオのいるランドスケープ」「みんなでプーク連載原画」。

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交差する梁と土壁。オリジナル杉額に入ったクラフト紙シリーズ7点。

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YKのドングリ君付きの詩文カードは、絵の横に立てかけた。

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2階の展示スペースは階段右に3部屋。

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テーブルに著作とポストカード。規定でここでは販売できないので見せるだけ。

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人形芝居のパンフレット原画。隣に鬼瓦が。

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同じくパンフレット原画、そして6角額の「蓮池の鼓動(ビート)」。主催会員Tさんからスギ丸太をお借りしてその上に置くという苦肉の策であった。

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2階部屋中央、イラストマップ(印刷製品)。

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2階部屋奥、イラストマップ(印刷製品)2点と「御荷鉾の神馬」

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途中で地元のアマチュアバンド「ふ~」のHさんが挨拶にやってきてライブの打ち合わせ。林業を応援する歌詞の自作曲があり、明日午前の部で2曲ほど歌ってもらうことになっている。その後夕刻までYKと音合わせをする。

夜は宿泊先のIさん宅で主催者の会の方々と前夜祭。3歳になったIさんのお孫さんY君が「むささびタマリン森のうた」や「この町で」が大好きということが判明し、Y君は歌詞まで覚えて歌ってくれ、涙がでるほど感動してしまった。

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