ニホンミツバチの採蜜/漉し取り作業編


さて家には午後早くに到着。幸い、車の中にハチが飛び出して大騒ぎになる・・なんてことはなかった。途中で100円ショップに立ち寄り、漉しネットになるものを物色した。

2つの漬け物樽を用意し、ひとつはステンレスのザルで、もう一方は100円ショップで購入した洗濯ネットを用いて吊るし、垂れ蜜を取る。

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しかし、驚くほど大量に取れたものだ。すでにカートンの底は垂れた蜜の海になっている。手前にあるのは汚れのないきれいな蜜蝋で中に爽やかな味の蜜が入っている。サクサクとかんで食べると非常に美味しい(残りかすの蜜蝋は吐き出して精製に使う)。

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上部の蜜の濃い部分は、蓋がかぶさっているので、ナイフで蓋を剥がすと大量の蜜が垂れてくる。こうして蜜が落ちやすいように、適当に崩しながらザルやネットに入れていく。

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結局、洗濯ネットは3枚使った。これでまる一日置いておく。気温が低いとなかなか垂れてくれない。だから初秋くらいが採蜜にはいい。

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生きているハチが多数いたので、ピンセットでペットボトルに格納しながらの作業だったが、多少のハチは混じってしまう。漉すので問題はないが、中に元気なハチがいて手袋の上から刺されてしまった。

現地では誰ひとり刺されることなく採蜜に成功したというのに、ここで刺されるとわ。う〜けっこう痛い。しかもギタリストにとってかなり重要な左薬指の先!

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まあ、あれだけの盗みを働いたのだ。これくらいの罰は受けねばなるまいw。

(続く)


刺されたときの対処法;毒嚢袋のついた針を指でつまんで抜こうとすると、ポンプで押して注入するようなものなので、腫れがひどくなることがある(やってしまったw)。また、仲間に敵を知らせる集団フェロモンも出しているので、現地では集団2次攻撃が起こることもあるそうだ。そこで、袋つき針は木肌などざらざらしたものに針の刺さった逆方向に軽くこすりつけるなどして抜くといいらしい(トゲ抜きでもよい)。なお刺されたところにはヨモギ汁を塗ると効く。蜂毒は酸性なのでアルカリ系の成分で中和される。

(刺された後、本で調べました/笑)


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