名古屋の友人宅を早朝出発して木曽路から帰還。工芸館でおひつなどを見る。食堂・喫茶ではソバ定食が1500円だのスパゲティコーヒー付きが1000円だの、しっかり観光地ぼったくり値段になっており、パス!
で、クーラーの中のパンとチーズをかじりながら空腹をしのぎ、諏訪の温泉をめざす。
来るときは下諏訪温泉だったので、今回は上諏訪で。iPhoneでウェブ探索し、見つけたのは、住宅街の秘湯「衣温泉」。通路を入ると小さな窓口にインターホンのボタンがある。ここでおじさんに料金200円(安いな~)を払う。誰も入っていなかった。貸し切りである。
湯は熱く、源泉そのまま、硫黄の香り。透明だが、湯船は少しぬるぬる。小さい木造だけど案外きれいで清潔。そして天井の湯気抜きと明かり窓が良かった。外見からはうかがいしれない見事な木組みで、開放感が感じられた。
これが効いた。汗がだらだらと引かないのだ。足の甲がいつまでのジンジンする。草津に匹敵するかも。そしてフィナーレは、上田まで足を伸ばして「刀屋」の盛りそば! と決めた。昼を外したので駐車場もすぐに入れた。
いつもの「盛りそば/普通」650円。今回はYKにも「普通盛り」を頼んでもらい、私が余分に貰うことに。ここは量が多いので、何も知らない女性が普通盛りを頼むと、店員さんにその下の中盛りを勧められる)。ついでに天かすも注文。これはメニューにないのだが。以前来たとき頼んでいた人がいたので。
いつきても感動モノだぜ、ここのソバは。もってりした田舎ソバだが、その食感といい香りといい、なにしろその量に比して値段の安いこと。赤城南麓のソバ屋の倍量以上はあるかな? そして〆にそば湯、これがまたどろりと濃厚で旨い。お金を払う。天かすはタダだった。
やっぱり、うどんは讃岐、そばは信州だな。ってわけで鳥居峠を越えて、八ツ場ダム付帯工事の巨大な橋梁などを観察しながら帰還。名古屋から下道で、一日で桐生まで帰ってしまったのでした。
明日の早朝は地域の道路清掃なので、それになんとか間に合ってよかったです。