囲炉裏部屋改装中。
補強用の柱である。ヒノキである。
巻き枯らし材なので、元玉は皮なしで磨き丸太状態になっている(右)。2玉目は皮をヨキではつって「なぐり仕上げ」状態。こちらを壁側の添え柱に使う。
柱に沿わせる面だけ平面をとりたいので、下げ振りを使って削り面の印をつける。
両側を墨壷で墨線を打つ。
線に合わせてノコ目を入れ、クサビで割っていく。
ヨキとハンマーも使います。お隣のKさんから貰ったヨキが頭が重くて使いやすい。Kさんのお父さんは営林署勤めだったそう。
虫食い穴から羽化したてのカミキリムシが出てきた。この材は皮が残っていたからその部分には虫が多少入っている。
鉋をかける。ヒノキ特有の芳香が立ちのぼる。これをボルトで既存の柱と緊結することにした。
というわけで太田のジョイフル本田へ金具を買いにいく。藪塚の山越えルートをとったら釜飯屋をみつけた。あ。「金釜(きんかま)」だ! 帰りに入ろ。
金釜といえば、桐生街中の本店は惜しまれつつ昨年店を閉じたのは、多くの食ブロガーの間で話題になっていた。値段はめちゃ安で、味も良かったらしい。
暖簾分けのここ広沢店だってかなりお安いと思う。これが「盛り込み」682円。本店では470円だったというから驚きだ。
イカ、アサリ、キクラゲ、三ッ葉、なると、ふわふわ卵、が入っている。美味い!
釜飯はうなぎと同じく時間がかかる。出来上がりを待つ間、ビールで酢の物や天ぷらでうだうだやりつつ・・・という桐生の旦那方の光景が、かつて織り都で隆盛をきわめた時代を彷彿させる。
こちらは悔しいけど車なので野菜サラダを副菜に(こちらも美味しかったです)食べる。
すばらしい・・・桐生の食文化は深いのです。