トマトがやっと赤くなった。葉っぱと茎ばかりがやたらとデカくなり、小さく青い実がついたままいっこうに成長しなかった10月のトマト。
「10月のトマト」・・・なんか曲のタイトルになりそうだな。
しかし、曲がりなりにも自家採取の種から栽培したトマトだ。茨城の産直売り場で買った苗が旧アトリエの畑でできた実からとった芥子粒のような種が、桐生の畑にて結実。重いトマトなのだった。
お隣はモチナンバと呼ばれるトウモロコシ。こちらは四国の剣山の麓からやってきた種。これも一昨年貰った種の自家採取。
ゆでるともっちりと固い独特の味わいがあるとうもろこしで、主食として食べれる。これは非常に気に入っているので毎年自家採取の殿堂入りである。
さて、旧アトリエの食の立役者だったシロインゲンだが、これがなんと桐生畑でつくったら一回り小さく、しかも形が細長くなってしまった・・・なんて思っていたのだが、実はこれは旧アトリエの麓に住む友人から貰った苗で、友人に確認してみるとモロッコインゲンだったようだ。
左がいつものシロインゲン。右が今回の収穫豆(モロッコ種)。
昼ごろ近所のNKさんが着て「うどん打つので夕刻届けるよ」とのこと。鰹節でダシをとり、湯を沸かして待っているとうどん到着。
ちびカマで茹でるとガスより早くゆであがるのは、遠赤外線効果なのだろうか。まず釜揚げを食べ、次いで井戸水で締めたうどんを熱い付け汁で食べる。残りは後で煮込みうどんにし、翌朝はびろびろに汁を吸って伸び切ったうどんを煮返して食べる。と、4回の異なった味わいが楽しめるのが群馬の田舎うどんなのだ。
中でも最もうどんの味が解るのが2番目の「冷やし締めたうどんを熱いつけ汁で食べる」というもの。この熱い汁が冷めてきたとき、麺の味わいが最も深く美味しく感じられる。そういえば、佐野実と山岸一雄氏(大勝軒会長)との対談で山岸さんが同じようなことを言っていたな。
今日は赤城南麓で建築をやっている田胡さんが来訪。もう店を始めているか? と腹を減らして来たもようだが、コーヒーと焼きギンナンだけで、こちらが建築のアドバイスを聞きまくり。ちょっと悪かったかな(笑)。
夜、新著書評を書いてくださったと案内のメール。
http://www.inakalife.net/2_4_slow_life3.html#yamadekurasu
大絶賛というありがたい書評であります。田胡さんにもサイン本あげたんだがチョウナの使い手なので「書き足りねえなぁ」などど言われるかも。
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