水戸の梅と「かにや」


久しぶりに水戸の実家へ墓参り。駅南にはヤマダ電気のビルができている。そしてシネコンまで・・・。う~む、駅北側の繁華街はますます苦戦を強いられるだろうな。

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友人の経営する喫茶店に顔を出した後、銀杏坂の名店「かにや」へ。

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酒は「一品」の辛口を熱燗で。香り高いホヤ刺し(450円)。ホヤ初体験のyuiさんも、その香り高さと高貴な苦みに大のお気に入りに。

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アイナメの刺身(700円)。

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赤次(あかじ)の煮付け。キンキのことを茨城では赤次と呼ぶ。手前には肝臓と腸が。甘すぎず辛すぎずの味付けがまたいい。赤次は骨まわりのゼラチン質がすばらしく旨いので、骨までしゃぶり尽くして、皿はきれいに空となる。魚好きはその骨殻に湯を差して汁を飲む。この汁を「医者いらず」と言うそうな。2,800円(時価)とお高いが、味は絶品。

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翌朝、偕楽園へ。ほころび始めた梅を見に行く。

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千波湖の鳥たちにも会いに行く。

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日立の叔父に会いに行き、先祖代々の墓に参る。これで一区切りがついた。

千波湖周辺はきれいに整備され、散歩にはいい場所になったが、自然度は激減した。茨城も本当に自然が豊かなところは山地のごく一部しか残っていない。それでもかまわず、次々とスクラップアンドビルドが繰り返されている。

公園化することで仕事や消費は生まれるが、野生の自然度は衰退し、結局それは海産物の疲弊となって私たちにブーメランのように帰ってくる。

北関東自動車道ができたせいか、下道はそれほど混まずに桐生まで帰還。笠間で焼き物を少し。港の海産物は買わずじまい。そのかわりケンタッキーフライドチキンなどを買ったりして、悲しいのだ私たちも(笑)。


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