桐生の畑にも春が来た。今日はジャガイモ植え。旧アトリエでは農協からタネイモを買っていたが、今回はホームセンターで男爵6kgを購入。ここは私たちの引っ越し前に畑を使っていたSさんが、作物を終えた後、エンジンで耕耘して引き渡してくれた場所。土はフカフカだし肥料もたっぷり入っている。
旧アトリエで作ったジャガイモの残りの芽が出ているやつも植えた。しかし、ここでは霜が遅くまで降りるので(沢沿いのため)、早い発芽は枯れる危険度も高いらしい。所変われば、である。
お隣には、ほうれん草、ニンジン、小麦が順調に成育中。ほうれん草とニンジンは間引きながら食べている。
小麦もみっちりと繁茂。その成長ぶりは旧アトリエの畑とは明らかに違う。
しかし、私たちはこの畑を旧アトリエのときのように「無肥料」「不耕起」「雑草との共生」の畑に持って行こうと思っている。周囲との齟齬や軋轢が生じるかもしれないが、じっくり取り組んでいきたい。
アブラナもたくさんできた。こちらでは「かき菜」と呼ばれる品種が主流で、これは北関東(特に栃木県佐野市など両毛地域)で栽培される伝統野菜で、在来種のアブラナの一種らしい。東京の五日市の「ノラボウ」に似て、成長中の若芽を掻き取って食用としやすい形に仕立てているのだ。
おひたしが一般的だが、ワタシで焼いて食べる手もある。油っ気のない天ぷらといった感じかな。簡単かつヘルシーな食べ方だね。